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2014年1月 8日 (水)

2014年の001「プロメテウス」吹替版

 テスト的にテレビで見た洋画の感想からあげてみようと思う。リドリー・スコット監督の「プロメテウス」だ。
 視聴環境がいつもと違うからか、吹替版だったからか主人公の音声が聞き取りにくいので、ちょっと集中力を欠いた鑑賞となってしまった。しかも、観ながらTwitterもやっていたんで仕方ないのだけど。「家で観る」ってのはこういう部分が問題だなぁと自分の悪さは棚に上げて再確認した。

 で、話は有名な「エイリアン」の前日譚で、あの謎の砲台のようなとこが操縦席だったとか、クローニングされた地球人だとか、エイリアンが最初はギーガーのようなデザインじゃ無かったのよとか、はちゃんとイメージだけで伝わるものの、人類の出自の巨人たちが地球を目指していた明確な目的までは明かされないというか明かさない。

 そういう意味では、プロセスを切り取っただけの映画だ。

 とはいえどうして、そこに地球人が集ったのかとか、各キャラクター感のドラマはそれなりに描いてあって、それなりに終わる。絶賛するほどは面白くないけど、極限状態での人の話というのは、この監督が好きそうな話で、劇場で観ればきっといい絵だろうなぁと思うところも多かった。

 でも、微妙なのだ。

 この話は「エイリアン」前日譚だと明かされてしまうと、先が見えている。少なくともプロメテウス乗船者が地球に戻るはずが無い。エイリアンの出自は分かっても助かって地球に帰れるはずが無い。

 逆に知らないと、有象無象作られた「エイリアン」の後追い作品のグレードアップ版にしか見えず、オリジナリティに欠けてしまうように見える。

 こういうのは非常に作り方が難しいのだと思う。気をつけているんだろうけど、映像のレベルが上がってるせいもあって、「遊星からの物体X」の前日譚もそうだったけど、前日譚の方がテクノロジー的に上そうに見えるのも良くない。

 ネタとしては惹かれるのに、実際に映画にしてしまうと難しいなぁと感じだ。

「プロメテウス」オフィシャルサイト
http://www.foxmovies.jp/prometheus/

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