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2014年3月27日 (木)

2014年の016「アナと雪の女王」

 元になったカイとゲルダの話は絵本で読んだ記憶しかないけど、その童話をディズニーがどうやって大作にしたてて、人気があるのか気になったので見に行った。

 分かっては居たが主人公の関係が大きく変わっていて驚いた。
 しかし、仲良かった二人の姉妹が時を隔てて「愛」に気づき合うという話。台詞をそのまま口にするとダサくなるところをミュージカルにすることで、心情や感情のぶつかり合いを非常に感動的に仕立てている。

 本作のテーマにも主人公の関係性にも、オリジナルからの変更点も、異論はあるかもしれないが見事にまとめたなぁという印象だ。

 ただ、この作品に限らないのだけど、今までアメリカ映画では嫌われていた自己犠牲がキモ、良いことだとされている作品が増えてきているように思うのだ。邦画にもその傾向が見える。

 今作では3つの明示的な自己犠牲シーンがあって、非常に感動的なのは否定しないけど、そのことが胸に去来して、素直に楽しめなかった。

 このことはとても注意しておく必要があるように思った。

 「アナと雪の女王」公式サイト
 http://ugc.disney.co.jp/blog/movie/category/anayuki

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