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2014年5月 1日 (木)

2014年の021「アメイジング・スパイダーマン2」

 サム・ライミの3部作を含めてもアクションでは一番バリエーションがあって面白かったんじゃないかと思う。自分は字幕の2D版で見たけど、3D版ならもっと堪能できただろう。

 でも、なのだ。
 「スパイダーマン」の宿命かも知れないが、どうも科学考証、SF考証が甘い気がする。気がするんじゃなく確実に嘘の付き方が下手だ。アクションシーンは盛り上がるけどそういうのが挟まれるので、鑑賞中の顔はかなりしかめっ面になってたはず。

 冒頭のプルトニウム強奪事件(何で盗みに走ったか分からないのは良いとして)もの凄く扱いがぞんざいなプルトニウムのケース。しかも中身が見えてるタイプ。

 電気技師マックスがエレクトロに変貌する事件も、全米電気技師協会(があれば)はクレーム出すべき。あんなずさんな作業をあんな大企業の電気技師がやるわけは無い。

 あとグウェンが守備範囲が広くて万能過ぎ。昔の日本の巨大ロボアニメやトニー・スタークなら別として、頭は良いけどハイスクール卒業生レベルなのに・・・なのに。

 とにかく余計なとこに気が取られる作品だった。

 まあ、振り子のターザンネタを突き出すと仕方が無いのでそこは言わないんだけど、嘘をつくにはあり得そうな部分はリアリティがもっと欲しかった。

 そう言えば予告とかで気になっていたCG部分の色味の浮き具合はあまり感じなかった夜間はもとより日中の色彩も鮮やかに調整されていて、それとは違和感が無かったからだ。むしろそういう意味ではヒロインのグウェンをエマ・ストーンが演じていて、非常に映えていた。スーツもシワまで描かれていてハリウッド大作だなぁと思った。

 いずれにせよ、本国でもヒットしたみたいだし3もあるんだろう。どの辺を拾いだすんだろ?

「アメイジング・スパイダーマン2」公式サイト
http://www.amazing-spiderman.jp/site/

P.S. 同じマーベルの「X-MENフューチャー&パスト」がエンドロールでちらっと現れる。ところがこれはソニー&コロンビアの映画に20世紀FOXの宣伝が入るという異例の出来事だ。この辺のいきさつはこちらを。

「スパイダーマン」と「X-MEN」、スタジオの壁を越えてタッグ
http://eiga.com/news/20140418/11/

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