2014年の024「ライブ」
原作はまだ読んでない。そういう意味では映画の意を汲んでない悪い観客かも知れない。が、映画は大いに楽しんだ。
基本はいつもの井口節なのだが、新鮮な役者と井口監督の阿吽を解る役者とで良いリズムが出来ていて楽しかったのだ。あれだけ血が流れ凄惨なシーンもありながら、大笑いしてしまうし、最後にはさわやかな風すら感じるという不思議な作品だった。あの爽やかなエンディングは井口監督作では初めて感じたかも知れない。
主役の山田裕貴は文句なく格好良いし、座長の自覚もしっかりしていて、好感が持てた。ゴーカイブルーのストイックなキャラとは違って切れやすいキャラだったけど、あんまり役者本人にイヤな感じを持たなかったのは、ある意味天賦の才なのかも。
ヒロインの大野いとは「偉大なる、しゅららぼん」で認識した女優だが印象がまるで違う。調べたら色々面白い役をやっている娘なので、今後が楽しみだ。
井口組は2度目のシンケンイエローだった森田涼花は今回もか弱いキャラをやりながら、結構えげつない性格で、淡々とやっていた。
劇場版の仮面ライダーで新ポワトリンをやっていた入来茉里は今回も身体能力を活かしてアクションをやっていた。力を手にしたときの笑みがとても魅力的で、こういうキャラで今後ブレイクしそうな気がした。
そのほかにも謎のラストボスを含め、多数の濃い役者が出ているのだけど、ちゃんと使い切ってる印象があるのは監督の手腕だろうか?
それからラストバトルの競技場シーンは何故か今まで観てきた井口監督の映画とは違っていて以下にも大画面であるということが活かされた、この辺はいつものこじんまりした感じの画面だけでなく構えればこんな絵も撮れちゃうんだよと言うメッセージに感じた。
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