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2014年6月15日 (日)

2014年の036「ハイキック・エンジェルス」

 「ハイキック・ガール」からほぼ欠かさず観てるんでは無いかという西プロデューサー作品だ。

 ハイキック・ガールがたくさんいたら楽しいんじゃないかぐらいのノリで始まったのかも知れないけど?どうなんだろう。前回観た「琉球バトルロワイヤル」がアクションとストーリーの親和性が良くなったのもあって、気に入っているたのもあったので観に行った。
 痛みの分かるアクションという点は今回も守られていて、非常に大変な稽古と撮影だったんだろうなと思うのだけど、ともすると稽古の披露に終わるところが今回上手く消えていたと思う。これは偶然・・・というか運の部分もあるんだろうけど、それも稽古が呼び込んだ運だと思う。

 主人公の宮原華音は舞台挨拶でも見せた感じの元気いっぱいの感じでとは言いながら水着モデルもやってるスタイル抜群の娘だ。蹴りとか突きとかだけでなく全身使って動き回る。

 青野楓は実はそんなに背が高い方でも無いのだけど、長身に見えるのは小顔と長い四肢のせいだ。あんまり簡単に脚を扱うので、簡単そうに見えるのが悩みじゃないだろうか?目の前で観ると生の音も結構いい音で、映像で観るより威力ありそう。

 笑顔がどっちかというと童顔でかわいいのにずっとにらんだ顔でいなきゃならなかったのは本人的にはどうだったんだろうな?(笑)

 それから動きの精度という点では、川本まゆが良かった。狭い部屋での立ち回りを彼女が担当したのはこのせいだろう。空手家なのだそうだが、今回のために護身術的な関節技の動きも体得したとのこと。彼女は新「シャイダー」のVシネマでタミーという役をやっているのだけど、坂本監督の演出でのアクション、非常に楽しみになってきた。

 演技の面では伊藤梨沙子が現場をリードしていたと聞いてなるほどと思った。素顔は割と凛とした感じだったけど、劇中ではかわいい感じに演じていて、表情も演技も巧みだった。

 長島弘奈は「キャー」という普段は絶対に言わないような台詞を何度か言わされてたけど、アクションよりそっちの方が大変だったのでは?バレエダンサー(笑)なのでY字で脚止めておくとかはお手の物。

 それから出番は少ないが那奈はなかなか面白かった。首輪の有る無しがどう作用してるのか解りやすいと良かったかな?この子もバレエかダンスやってる感じだ。

 子安さんはつけまつげが似合ってた!!かなり見せる動きが上手くなっていて、表情も意外に作れるので(失礼)コミカルな役とかも面白そうなんだけど。

 ストーリーはこれだけの大量のアクションできるキャストに存分にアクションさせるために、有るようでないもの。何というかプロレスが立ち位置決めて戦う理由を作る、アングルを作るのと似たような物か。謎の組織、理事長の裏金争奪戦、ちょっと待てと思うような設定で有りながらも(その辺は多分冒頭の自主製作映画の件とか、ラストの筋の変更の件とかの照れ具合から多分確信犯)勢いで押し切った感じ。

 涙が止まらないとかそういう感じで無くて、カラッとした陽性の、おじさんから観たらまだまだこっちも頑張らないとなとなるような爽快な作りになっていて、彼女らの次が楽しみになるそんな映画だった。

P.S. 敵のメインキャラの衣装が面白くって、あの集団の秘密みたいなスピンオフがあっても面白いかもなぁ。赤いまつげエクステンションと片方だけの付け睫毛とか誰の指示なんだろう?

P.S.2 指示と言えば、イチゴのパンツなんて今時無いと思うので、わざわざ指示したんだと思うんだが、誰の指示なんだろう?舞台挨拶で突っ込んで欲しかったな(笑)

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