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2014年7月28日 (月)

2014年の049「Z 果てなき希望」

 主人公の一人が川本まゆだったので興味が出て見に行った。

 ゾンビ映画には通が多いので、そういう人にはどうかは解らないけど、予算の割に頑張っているという風に思わせる映画だった。
 ただ、たまに邦画で当たるんだけど、不思議な演出が多かった。

 たとえば舞台劇・・・中小劇団の演出のようなシーンがあって、その辺が気になった。舞台劇のように過剰な演技をしてるんではなくて、場の捌け方とか、スポットライト当たったとこだけ演技して、スポットライトが移るとそこの人たちが演技始めるようなそんなシーンのことだ。

 7階のオトナの右往左往がまさにこんな感じで、未だに意図をくめない。

 あと、扉やエレベーターからいつZが襲ってくるかも知れないという状況ハラハラして、構えている時に一番臆病な人間が率先して前に出てきたりする(というか画面に収まりに来る)のも解せない演出だった。

 もしかしたら原作がそうなのかも知れない。それを実現してるだけなのかも。けど、実写映像で観ると凄く不思議な絵面が多かった。

 地下で見つけた最強の武器チェーンソーには一瞥もせずに、斧だけ持ってZの待ち構えるエリアに進むとかそういうのも不思議。(イヤまああそこに何でチェーンソーや斧があったのかとか突っ込みだすと果てしない泥沼だけど)

 そもそも市職員の斧の持ち方とかも不思議だった。ナイフや刀とかみたいに獲物先がとがってるなら別にして、斧の柄を下の方でもって腰が引けて突き出すなんてのは、そういう人もいるかも知れないけど、劇中の他のみんなが自然にやってたみたいに振る方向で構えると思うんだよなぁ。

 そういう些末なことが多数、気になって、ちょっと集中出来なかった。

 でもまぁイライラさせられるバカな行動で登場人物が死んだり、危機を招いたりするというお約束なシーンは見事に自分もその通りイライラしてたし、楽しんだ。

 出来ればあと10倍くらいZの群れが出て、川本まゆ無双が観られたらもっと楽しかったのになぁ。

 そもそも本来はビデオ作品で尺も長いし、自分が不思議に思ったところもちゃんと説明してるのかも知れないけど、もうちょっと不思議にとらわれない作品だったら安心して楽しめたんだろうなぁと思った。

P.S. でも「"果てない"希望」ってどういうこと?
「Z 果てない希望」公式サイト
URI= http://www.cinemart.co.jp/z/

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