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2014年10月13日 (月)

2014年の067「少女は異世界で戦った - DANGER DOLLS -」

 初日舞台挨拶の内容からすると制作費も1,500万円程度らしいのでその辺は、少し差し引くしかないだろう。そう感じさせない工夫もしてるんだけど画面が寂しい。もちろん脚本も時間も無かっただろうし、良い案があっても映像的に実現できないに違いない(東映ならその辺の蓄積もあるので、資産を有効利用できたかも知れないが・・・)そのせいか、女優陣の踏ん張りを観せる、それだけが見所の映画と言っても良い。

 ストーリーはその状況を作るためのおまけのような物だ。
 刀を持ってあの動きをするのはもの凄く大変だと思う。ほとんどワイヤー使わず、あの動きを実現できるのは、受けても仕掛け側も素晴らしいのだけど、敵側は無個性に等しいので、4人の女優のアクション個性に頼ることになる。後半に向けてもう少しバリエーションの広がりが欲しかった。

 情報を知った当初のビジュアルや実際に話から受け取る印象は花井瑠美と武田梨奈では花井瑠美の方が物語の主役ウェイトの多い話、実質の主人公で、武田梨奈はアクションビジュアルを支えるサブ的な位置づけだったかも知れないのだが、最近知名度が武田梨奈が上がってきたのでポスターとかも変わったような印象を受けた。

 アクションで目を引くのは、武田梨奈は別格として花井の新体操キック、加弥乃の体操能力を使ったルチャのような動き、それになんと言っても清野菜名だ。狭い空間でのアクションは正確性が要る。ハイキックエンジェルスで始めてみた川本まゆほどではないが、ちゃんと練習している人の動きで好感が持てた。

 そうそう、4人ともあの衣装でちゃんと走れるんだよなぁ。そんなところにも感心した。

 ストーリーはちゃんとお金があればパラレルワールドの3.11以後の混乱を上手く描けるネタだけに残念だ。女優陣のアクションは☆4つやりたい。

「少女は異世界で戦った - DANGER DOLLS -」公式サイト
URI= http://www.shojo-isekai.com/

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