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2014年11月24日 (月)

2014年の076「ザ・レイド GOKUDO」

 極道はあんまり関係ないのだけど、日本人客演強調したくてこんなタイトルになったんだなぁと思った。

 でもそれはこの映画の楽しさとは関係ない。

 「ザ・レイド」では極悪組織が巣くうマンションに突入した警官隊が目的を果たして壊滅的打撃を受けながらも主人公が生還するアクション物だ。一旦進入すると一般市民も住まってる悪人どもも区別が付かず、逃げられもしないので、アクションに次ぐアクション、バトルに次ぐバトルとなって、これでもかと戦い続ける様に感動が生まれる仕組みだ。

 主人公のイコ・ウワイス演じるラマ(一応前作と同一人物らしい)とヤヤン・ルヒアンといったシラットの使い手の本物臭がする格闘が延々観られることがとても重要なのだ。確かにワイヤーアクションもあるし、アジアのアクション映画的な部分もあるのだけど、とにかくスゲーと思い続けてる打ちにあっという間に物事が終わる。

 このレイド感がたまらない。

 今回はストーリーが多少有るのと、1箇所だけでの戦いでは無いのでその辺が不安だったが、各バトルにアクションてんこ盛りに盛って、最後まで見せてくれた。さらに前述の二人に加えてもう一人シラットの使い手が加わるところまでは予想できたものの、アクション俳優でも無いモデルと音楽アーティストが抜群に面白い縦を披露してくれたのには驚いた。

 個人的には武器に使われた釘抜き付き金槌が、海外にもあるんだという(釘の形状から日本だけの物と思ってたので)驚いたけど、おかげで痛くてグロいシーンが出来上がっていた。

 しかしこんな凄いアクションする連中が尊敬するアクションスターに千葉真一、倉田保昭を上げてくれるんだから嬉しくて堪らない。

 日本の役者はこの凄惨な戦いに深みを与えるために存在していて、直接のバトルには参加していないのだが、できあがりを観てどう思っただろうか?

 3を日本で撮影するという話があるそうだ。前作、今作と配給に関わったKADOKAWAには是非ともサポートを期待したい、約2億円の制作費で達成したあのアクションを日本国内で取るのはすごく大変だと思うが、もし出来たらと楽しみでならない。

 「ザ・レイド」公式サイト
 URI= http://theraid-gokudo.jp/

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