2014年の085「ベイマックス」
実際はシンプルな子供が主役のヒーロー物でこういうストーリーだと日本ではまず幼稚だとか敬遠されるきらいがあるのでああいうことをしたのかも知れない。
しかも、この横道なストーリーでは日本で作るとこうは出来ないだろうと思った。潤沢な資金に基づいた込み入ったCGもだが、それらに裏打ちされた言葉で説明せずにすっと重要な伏線が観客にインストールされるような画面設計がなかなか出来る物では無いと思った。
もっとも個人的にはストーリーは少し捻り聞かせて欲しかったのは隠さない。たとえばロボットヒーローアクションと言うことで日本に敬意が払われたオマージュシーンもあって、それがクライマックスに活きているのが微笑ましいのだが、主人公も体力的弱点はあるのだけど超天才だし、もうちょっと弱くしても良かったんじゃないかと思った。
(そういう点では「Mr.インクレディブル」のシニカルなストーリーの方が自分の好みに合っている・・・続編始動の話があったけどどうなったんだろうな?)
それから劇中とある人物がとある人物に似てるなぁと思っていたらラストに種明かしがあった。それも楽しみにしながら観ると良いかも。
「ベイマックス」公式サイト
URI= http://www.disney.co.jp/movie/baymax.html
併映の短編「愛犬とごちそう」も良かった。個人的には犬のデカくなり方が一寸わかりにくいなぁと思っていたのだけどみんなどう感じただろう?これもありがちなのだがサイレント映画的に進め、絵で気持ちとか状況表現するというアニメーターとしては腕の見せ所なもの。
単純にモデリングデータを動かしているわけじゃないところが、日本ではまだここまでやってる映画が少ないなぁと思って悔しかった。それベースでのストーリーの充実を目指してる。国際マーケットはどんな感じを求めてるんだろうね?
「犬とごちそう」本編クリップ映像
URI= https://www.youtube.com/watch?v=LZGW349fio8
ポテトフライ始めジャンクフードが食べたくなる(笑)観たくなったら劇場にてご確認を。あのご飯も全部CGなんだよなぁ。スパゲティの演算とかどうしてるんだろ?
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