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2015年3月 8日 (日)

2015年の012「ソロモンの偽証 前編 事件」

 なんだか今年はエンタメ系で有りながら凄みを感じる邦画に出会う。そういう歳なのかも知れないなと思った。

 ベストセラーの映画化で、定形のイベントとか売り文句があるんだけど、たいていは肩透かしで終わるものだ。この映画はそうじゃなかった。

 自分は宮部みゆきの小説を読むのが苦手で、この作品も読んでないのだけど、原作がよく出来てるのかもと思ってる。(今読むとネタバレになるので後編見てから考えよう。)

 見終わった時点で、気になることを羅列しておこう。ただし、映像が本当のことだけという前提でだが。

  • はっきり嘘を言っているのは弁護人を買って出た神原。柏原の自殺を知ったタイミングについて虚言を言ってる。そもそも彼は本当に他校の神原なの?
  • 黒木華の森内は何かを隠している。隣人に不倫相手と思われているけど本当にそうなのでは?あれほど柏木を恐れるのにはそれを知った柏木に例のごとく詰め寄られたのでは?
  • 警察の説明から判るように樹理が嘘を言ってるのは間違いなさそうだけど、彼女が声が出なくなった直接の原因は何だろう?ただのストレス?それにしても下地が美人なんだろうなこの娘。
  • 藤野涼子役の藤野涼子は今回がデビュー作だけど他にも今作デビューの子が居て、演技って何だろうと思うほどに見事。映画は順取り出来てないと思うんだけど・・・。
  • 多分、大きな括りでの事件の真相は柏木の自殺か事故なんだろうな。どうしてそうなったのかは不明だけど多分それがキモなんだろうけど、神原と名乗る彼がそれを知ってるんだろうな。
  • で、警察の発表は間違いでは無いと。
  • この後とばっちり食らって人生棒に振ったり亡くなったりする人が出るんだろうか?
 自分の受け止め方なんだけど、死という事件はあったんだけどそこを基点に普段から各々が実は調整作業として何らかの働きしているのを、裁判でつまびらかにすることでドラマを作ってるんだろうなと。

 ドラマの結末に誰かに罰を与えるんだろうか?そもそも、藤野が先生になって、戻ってきた時点でアレだな・・・尾野真千子の見た目の演技が的確ならば、涼子がが腑に落ちるような終わり方するんだろうけど。

 今更だけど冒頭の歴代校長の肖像は見ておけば、謎がわかったかもなぁ。後編の裁判編は2015/04/11公開。楽しみに待ちたい。
 「ソロモンの偽証 前編 事件」公式サイト
 URI= http://solomon-movie.jp/

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