「怪奇大家族」が面白い
「呪怨」をヒットさせた清水崇が、押切蓮介のマンガ「でろでろ」(ヤングマガジン連載)にインスパイアされてテレビドラマを作ったのが、この「怪奇大家族」だ。関東ではテレビ東京の日曜の深夜にやっている。問題点は「プロレスリングノア」の裏番組になるケースが多いことだ。
「でろでろ」は他の妖怪マンガを探していて、たまたま出会った本なのだが、第一巻で多田克己、第二巻で清水崇が推薦文のような物を書いており、それに惹かれて買ってみたらわけが分かんない面白さだった。清水崇の話の中でこういう映画を作ってみたいような話が載っていたのだが早々と実現したってところだろう。
前回11月12日深夜までで、十一怪こなしてきたが、第一、二怪の強烈なおもしろさはさておき、「怪奇」じゃないんじゃないかなぁ、この怪はとか、主人公誰だっけなぁ、清四って矢部に激似!とか言うところもさておき。この半年で一番楽しみなギャグドラマだった。
残すはあと二怪。清水崇がどう納めるか楽しみである。
メンツも相当に濃い。主人公清四の父でオカルト研究家の治虫はモロ師岡、あらゆる超常現象も楽しんでしまう母親に室井滋、超常現象を全く信じない妹に渋谷飛鳥、第一怪でいきなり死んでしまう祖父に藤村俊二、ちょっと惚けの入った祖母に石井トミコと来ている。
そもそも冒頭のオープニングからして「怪奇大作戦」を想起させるようなバックにわざとらしい音楽で、犬の目線でもうキてました。
ギャグはくだらないので、ここで書くと本当にくだらなすぎて困るのだが、一見の価値はあるのではないかと思う。
たびたび出てくる巨乳の美女はAV女優の及川奈央、MIB風の二人が「仮面ライダー龍騎」で競演している津田寛治、須賀貴匡ってのも笑う。津田と須賀ってのは龍騎以降も結構一緒に仕事してた様だ。
須賀は龍騎直後のDVD声優が謎(笑)の発売延期、映画の制作側のクレームで専業声優さんとのダブルキャスト使用での発売になったという話が思い出されるが、龍騎の頃とあまり演技は変わってないなぁ。イケメンブームにも乗り遅れたし(そのイケメンブームも韓流ブームに押し流されて消えたし。) 、つい、そんな可哀想な感じを思い出してしまった。
年内で終了かぁちょっともったいないけど仕方ないねぇ。
「怪奇大家族」東宝サイト
URL=http://www.toho-a-park.com/dorama/kaiki/
「怪奇大家族」テレビ東京サイト
URL=http://www.tv-tokyo.co.jp/kaiki/
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