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2005.04.09

ガラスの仮面1stインプレッション

 「ガラスの仮面」のアニメ新作が放送された。その辺の前情報に関しては下記に記した。
 ガラスの仮面再アニメ化
 URL=http://ja-bow.txt-nifty.com/netvalley/2005/03/post_4.html

 美内すずえ公式ホームページオリーブの葉っぱ
 URL=http://homepage2.nifty.com/suzu/
 その中の記事(「ガラスの仮面」アニメ化)
 URL=http://homepage2.nifty.com/suzu/info/05_kami/2_23gara_anime/2_23_gara_anime.htm

 観る前は、姫川 亜弓の声優が矢島晶子(クレヨンしんちゃん)なので、演技を極めようと「ぞうさん」をやったりするんではないかと心配だとか言う冗談を言っていたんだが、第1話には声が出るシーンがなかった(^^;

 第1話はほぼ第1巻の内容のトレースだ。(「椿姫」開演前まで)「そんなに?」と思われるかもしれないが、何せ完結していないのに40巻を超える原作を抱えていて、描写が細かくなる後半の演劇シーンなどは尺が足りなくなるのでこれでも遅い位なのだが、主人公に絡む重要人物を第1話に登場させるプランでこの量になったモノと思われる。

 では本編をトレースしながら感想を。

 OPは非常に昼ドラの青春モノのような感じで、半分くらいは劇中のシーンをそのまま持ってきたモノだった。「石の微笑」などのシーンも出てくるので実は作画が進んでいるのかも知れない。楽曲は淡々とした感じなので、ホシィー光線は出てなかった。

 原作本が手元にないのでちゃんと検証出来ないのは先に謝っておく。先ずナレーションが入るのが奇異に思えた。(声は源蔵役の中江真司。)奇異というのは漫画の時にはあまり感じなかったのだが、漫画でも最初はナレーションの台詞がある。しかし、後半に行くに連れて美内すずえの技量が上がっているのもあるのだが、その手法がなくなってしまうため現段階では不要に思えるからだ。最初から取っておいた方が自然じゃないだろうか?

 今後変わるのかも知れないが、この回は非常に地味だ。確かに大きなイベントは2巻以降月影先生の暗躍が始まってのモノなので、内容に云々はやりにくい。と言うかツッコミ入れにくい(笑)

 北島マヤは横浜の中央区周辺の中華屋さんに住み込みと言う設定はいじられていないが、世俗背景については、現代に成っている。原作ではマリンタワーがランドマークなのだが、今回のアニメでは背景にはランドマークタワーやインターコンチネンタルホテルなどみなとみらい地区が描かれている。北島マヤの出前に出かけるシーンで中華街の門のようなモノが描かれている。ロケーションしたのか写真資料なのかは分からないが普通省略しがちな電線やトランスなんかが妙に本物っぽく描き込まれてるのが、面白い。背景画担当はリアル志向なんだろうか?何となくテレビゲームの推理モノの背景みたいだ(^^;

 しかし「みなとみらい」と「中華街」は結構遠いよ。

 南北映画館は実在しない映画館だ。あの界隈には映画館が多いがこの外装の映画館は観た記憶がないので創作だろう。

 しかし、今時真っ黒なサングラス掛けてる人が出るとは・・・(アタックナンバーワンは船越さんのサングラス透けてますね)

 今後、その時代風俗を使った避けられないネタが出るのだが、どうかわしていくんだろう(^^;(まずは亜弓さんがオンディーヌに乗り込んできた回のレコード「はい」かな。)

 話は淡々と進む(^^;何というか絵と声優の演出プランがかい離してるような気がするんだが・・・絵は時々舞台劇を意識した独特なロングを使っているしそれぞれで色々考えてはいるようなんだが。「ガラスの仮面」はもう少しケレンがあった方が良いような気がする。今後に期待したい。

 後半のクライマックスは大晦日の出前だ。

 これは原作でも疑問だったのだが、年越しそばにラーメンをとると言うのは本当にあるんだろうか?臨時に日本そばやるんではなくて。

 「除夜の汽笛」の前後のシーンは原作ではあり得ないレーザー光での演出が表現されていたりと面白い。

 「椿姫」のチケットの下りはもう少し狂気が感じられても良いかな。「お芝居」が全てを越えてしまう北島マヤの心はそんなモノじゃないと思ってるので。

 音楽は荘厳な感じ。今後劇中劇の劇伴もやらなくちゃいけないし大変そうだ。

 作画は好き嫌いの区別はあるが、良く描けてると思う。何せ最初のはOPは最高だったが中身は散々だったから。椿姫の舞台もリアリティがあって原作より良い。

 「北島マヤと姫川亜弓、この十三歳の二人の少女が、終生、血と涙を掛けた永遠のライバルになるとは、この時点ではまだ誰も気が付いてはいなかったのである」

って、ナレーションは少しおかしいよな(笑)もう少し二人に接点がある段階なら分かるんだけど(笑)そもそも片方は存在認識すら怪しいし。

 と言うところで引き。

 ツッコめないなぁ(^^;愛あるツッコミが出来るような位の方がレビューしやすい。とにかく次回以降も見ていきたいと思います。しかし、テレビになったのはどういう経緯だろう?ちょっと知りたいな。

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