勇者王ガオガイガーFINAL GGG #2「奇跡なる伝説」
今回は前回省かれてしまった、華と護と戒道の話を尺の足りない分キャラ紹介とテレビ版の最終回などから再構成と言ったところです。OVA版FINALの第2話のクライマックスは次回にお預けですが、上手く再構成されていて、初見の人に設定を説明しています。最初から作っていればもう少し自然な作りもあったかも知れないけどね。
それ以上にちょっと期待してしまうことが今回有りました。それは最後に来る「勝利の鍵」です。 それは「ソムニウム」です。知ってる人はニヤリとしたはず。これはガオガイガーと同じ世界の「ベターマン」に出てくるベターマンの異称というか正式名称です。そして絵には劇中主人公だったラミアの横顔とヨガの眠り(笑)でした。
例のごとくOVA版を見直していないので正確ではないですが、「ソムニウム」への言及はサラッとされていたように思うのですが、ラミアは登場していません。何らかの表現が追加されるのでしょうか?ここで公式サイトの放映予定を見直してみました。
- 第1話 勇者王新生!! 4月11日
- 第2話 奇蹟なる伝説 4月18日
- 第3話 破壊神!嵐の決戦!! 4月25日
- 第4話 GGG追放命令! 5月2日
- 第5話 心‐animus- 5月9日
この第5話がポイントです。下記にOVA版のタイトルと「ベターマン」のタイトルリストも載せておきます。
「勇者王ガオガイガーFINAL」
- 第1巻 勇者王新生!
- 第2巻 破壊神!嵐の決戦!
- 第3巻 GGG追放命令
- 第4巻 勇者王!最後の刻
- 第5巻 復活の白き箱舟
- 第6巻 我が名はG(ジェネシック)
- 第7巻 超勇者黙示録
- 第8巻 神話(マイソロジー)
「ベターマン」
- 一夜 闇 -yami-
- 二夜 声 -koe-
- 三夜 宙 -sora-
- 四夜 醒 -mezame-
- 五夜 冥 -zigoku-
- 六夜 霊 -kodama-
- 七夜 力 -forte-
- 八夜 毒 -doku-
- 九夜 海 -aqua-
- 十夜 蟲 -musi-
- 十一夜 霧 -nebula-
- 十二夜 龍 -dragon-
- 十三夜 蜜 -mutu-
- 十四夜 魂 -kokoro-
- 十五夜 翳 -kage-
- 十六夜 現 -ututu-
- 十七夜 夢 -yume-
- 十八夜 飢 -kawaki-
- 十九夜 鏡 -ituwari-
- 廿夜 罠 -wana-
- 廿一夜 亡 -horobi-
- 廿二夜 生 -mogaki-
- 廿三夜 贄 -mitugi-
- 廿四夜 死 -wakare-
- 廿五夜 脳 -kioku-
- 最終夜 -mu-
もうお分かりだと思うのですが、今回のテレビ版第5話のタイトルの付け方はベターマンスタイルなのです。そしてアニムスというのは劇中に出てくる特殊な花と実をつけるモノ。やっぱり、何らかの仕掛けがあるかもしれないなぁ。
ベターマンの世界はちょうど「ガオガイガー」と「ガオガイガーFINAL」の間に当たる期間の話になっています。両方に出ているキャラクターもいるし、いろいろと関連性をほのめかす様な関係があったりします 。
たとえば、ガオガイガーでGGGでオペレータをやっている牛山一男を長男とする牛山4兄弟のうち、次男は「ベターマン」でも主人公の友人として登場しています。
また、明示的に描かれていませんが「ベターマン」のアカマツ社長の父親は、「ガオガイガー」に出てくる獅子王雷牙博士。「ベターマン」での最終決戦に向けてウルテクエンジン(ガオガイガーの世界では国家機密中の発明だろう。)搭載新メカをアカマツ社長に届けています。このオッチャンはFINALのルネの父親でもありますが、すなわちルネとアカマツは異母兄弟であるという事になり、雷牙博士の人となりが何となく見えてきます。逆に雷牙博士開発の「マイク13」(今回、護とともに"Qパーツ"を奪取していました。)が使う必殺の音響兵器「ディスクX」はベターマン・ネブラのサイコボイスを参考に作られたと言う裏設定もあります。
他にもFINALに登場するパピヨン・ノワールはベターマンの人間の主人公ケータに硬膜を提供したロリエ・ノワールの娘であり、都古 麻御の先輩に当たるなどの設定があります。 と言ったようなことが仕掛けられています。特にパピヨン・ノワールは本作では重要な人物なので、その絡みの表現でのサービスかもしれないが、その辺を初見の方に分かりやすく説明するために新カットがあるのかないのか気になるところです。それがあると再構成GGG版もDVDに(^^;成るんではないかと不安でもありますが。
しかし、今回の(基本的に)再構成版はある意味良くできていて、オリジナルのOVAよりも分かりやすくなっています。後半は冗長な部分が多くなると言う米たに監督作品らしい部分も弱点としてあるので、この辺を上手く調整して再構成版はこの調子で最終回まで行って欲しいものです。
さて、今回の話ですが、色に気を付けてみるとそのネタはすぐばれる。今回、最初のテレビ版も一緒に見ている形なのでよく分かります。そういう所まで気を配ってあるなあと改めて感心しました。(今回細かく語るところがなかった(^^;)
次回は新旧勇者王対決!新鮮な気持ちで楽しみたいですね!
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