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2005.05.11

「稲盛和夫」「実学」「感想」の三点セットに思う

 最近企業サイトからのアクセスで「稲盛和夫」「実学」「感想」がセットで検索されてくるケースが多い。このブログでは本のリストを袖に置いているが、その中にあるので引っかかってしまうのだろう。ところで彼らは「何」を探しているのだろう?この本について他人の感想を垣間見て何するつもりだろう?

 ちょうど京セラのアメーバ経営のセミナー(半年物)が始まる時期に多くなると言うのは何となく勘ぐる。私は出たことはないが、大体初回に「『実学』くらいは読んでおいた方が良いですよ」とか言われてるのだ。

 稲盛和夫の「実学」はアメーバ経営と管理会計の入門指南書的な本で、実務面での話はあまり出てこないので内容はそう無い。しかし、オーソライズされた概念が書かれているので、分かりやすい上に、前半はほとんど稲森翁の自慢話である。

 この程度の本も理解出来ずに京セラのアメーバ経営について、何とかしようなんぞ片腹痛い。インターネットで検索して得られる物が多いので、自分で考えることをしなくなった人間が多い。

 もちょっと考えろよ。考える課程で思考が鍛えられて対応力が上がっていくものを。

 おじさんは憂えてるぞ。

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著者: 稲盛 和夫 タイトル: 稲盛和夫の実学―経営と会計 日本経済は成熟化し、成長神話は崩れ去り、複雑なグローバル経済の中に組み込まれている。 このような時代においては、経営者は、自社の経営の実態を正確に把握したうえで、的確な判断を下さなくてはならない。そのためには、会計原則、会計処理にも精通していることが前提になる。 しかし日本では、それほど重要な会計というものが軽視されている。 中... [続きを読む]

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