net@valley

　仕事的には「圧痕」の方が通りが良いのだが。ブログ的には「感想」の方で。

　スピルバーグの映画は「ジュラシックパーク」(当時大満足)以来かな。

　見始めて驚いたのはクライマックス付近だと思ってた、TVCMは全部前半の出来事だったこと。正直言って中身はない映画だ。ひたすらに爪弾きにされている父親が、多少ねじ曲がっていてもその子供のことを思い続けて守り続けるという話。実は話全体の流れから言うと別にレイが主役でなくても良かった。

　スピルバーグが描きたいのは謎の敵が攻めてくることでも何でもなく、上記のこととネオコンへの釘刺しに思えた。(この辺の感想は別れるだろう。ネオコンへの賛美にとれないこともないが、取り様次第だから。)

　net＠vallyなので書いてしまうが、今回もオチは同じだ。途中でそれに繋がる伏線があるが、ピーナッツアレルギーは死に至る病だからなぁ。劇中の描き方、映像リアリティやアタックを続ける敵、中盤は現在のアメリカらしい。

　最終的になぜ攻めてきたのかは説明されていないし、主人公はその断片を聞いている物の積極的に関わってはいない。そういう意味では私の思う科学的の謎解きを持つSFではなかったが、期待は裏切らない出来だった。映像の迫力はスクリーンの方が良い。物体の巨大感がやはりなんとも言えない。

　号泣するような高ぶる感動はないが、子と親の絆が変わっていく様が良いと思った。

　ところで途中、字幕で変な訳が入るのが気になっていた。物を知っていればというか、観ていれば何のことを言っているのか中学生でも訳せると思うのだが、案の定、最後にあの人の名がデカデカと(^_-;あの人が字幕なのである(^_-;せめて観てから訳せよ。弟子も進言しろよ。

　子供連れなら字幕より吹き替え版の方が良いかも声優次第だとは思うが。

　ちなみにテレビ朝日とセーラームーンにはこっそり受けたよ(笑)

　ちなみに「宇宙戦争」の英題は「The War of Worlds」、「Warld War」では無い意味は何だったか。