« 2005年10月 | トップページ | 2005年12月 »

2005年11月

2005.11.30

「ワンダと巨像」コンプリート後インプレッション(攻略ではありません)

 面白く、また切ないゲームだった。このテイストは「ICO」と同じである。PS2ではトゥームレイダー最新作(次回作はあるのかないのか)以来のゲームだったが、非常に満足した。

 お奨めの一本だ。

 さて、「ICO」は手を繋ぐこと(要はR1ボタンを押し続けること)で不自由さを感じながら戦うことがゲームの面白みを上げていたが、今回もそれは変わらない。ただゲームの中ではその意味は大きく違う。「ICO」では連れて行きたい彼女を奪われない為にどうしても手が離せないが、今回は巨像によじ登るために、或いは振り落とされない為に手が離せないのだ。

 だが、その根底は一人の女性を助けるための馬鹿らしいほどに一途な気持ちと重ね合わせられている。ゲームの中ではあの女性とワンダの以前は良く分からないのが、ゲームをしているだけでヒシヒシと伝わるようになっているところも巧妙だ。

 バッドエンディングかと思わせて、最後に少しだけ救いを感じさせてくれるのも前回と同じだが、終わった後のゲームとしての楽しみが「ワンダと巨像」は拡張されているので、もう少し頑張って味わってみようと思う。

 それにしても、余計なところでジャンプしたりアグロを上手く操れなくて苦戦した。一番苦労したのは宣伝用デモムービーでも出ている砂漠を飛ぶ羽虫のような巨像だ。砂とは相性が悪い(笑)両方ともだが、アグロと一緒にやらねばならない巨像対決はコンプリートした今でも本当に苦手だ。タイムアタックなんて出来るわけがない。ルート探しは(トゥームレイダー慣れしてるので「ワンダと巨像」の方がまだ簡単というか親切だった。)結構得意だったが腕が要るのは本当に難しい。

 巨像は色々考えている割には人型については似たようなデザインバリエーションなのはストーリー上、意図していのことだろう。

 話はヒネリもほとんどない。最初に予想した程度で大体あっていた。ただ、ゲームを進める上で非常に良い雰囲気作りができていると思った。

 あの閉ざされながらも広大な空間は端の端まで行って果物を喰らいトカゲの尻尾を喰らいしてみたい欲求に駆られる。

 私はSCEは余り好きではないが、ICOチームが居るだけで良いとすら思える充実した気持ちになった。

 次回作はあるのか?あるとすれば何時になるのか?

 そのプラットホームがPS3であるならその時にPS3を考えよう。

2005.11.29

「奇談」インプレッション

 「奇談」を見に行った。客の入りはさんざんな状況で、土曜の昼下がり、旗艦劇場であるにも関わらず、あの入りでは余り良い結果は得られないだろう。

 ただ、映画自身は思ったよりは良かった。見た後評価に困る映画ではあるが、"頑張ったで賞"くらいは上げられるそんな出来だ。同じような環境に「姑獲鳥の夏」を見た後、置かれたが、あちらは既知の監督であったと言うこともある。そう言う意味ではあの程度の映画しか撮れないというのは問題なのだが(先日のウルトラマンマックス「胡蝶の夢」もひどかった。実相寺監督はああいう世界に浸りきって出てこられなくなってしまったのか・・・)表面上はひどく逸脱していたわけでもない。勘違いは多かったし期待はずれだった分、落胆も多かった。(原田知世があんなに可愛くなく見えるなんて、意味のないキャスティングだ。)

 さて、今回の「奇談」も表面的には原作を外していないが、元が非常に短編であるため色々と付け足されている。その付け足されているところが、ことごとく問題があると言う構図になっているのが残念だ。そうでない部分はなかなか良くかみ砕けていた。

 あと、キャスティングの妙はあるだろう。

 稗田礼二郎は原作とはキャラ違うが、安心できる演技だった。重太(神戸浩。この人はこの手の役が非常に上手いね。)、神父(清水紘治。相変わらずケレン味の強い演技で・・・)、住職(一龍斎貞水の流暢な職業病的喋りはネタというかサービスだろう。言い終わった時、暗転して顔に赤いスポットライトが当たるのではと妙な期待があった)、三じゅわん(3人のヨハネ)の一人・・・白木みのるはすでに70歳台だと思うが、本当に怖かった

 原作では単純にあの村で出会った奇妙な人物構図から始まるが、稗田礼二郎以外に主人公を設定してしまった為に余計な「神隠し」事件を背負い込ませてしまった。この破綻を何とかクリアしようとして最後までもがくが、終わった感想から言えば、この神隠しのエピソードの縦糸は意味がなかったというか、要らなかった。

 個人的には、ちすん(グランセイザーの第2クールの敵役で知った。もうすぐ朝のテレビ小説に出演予定)は好きなのだが、本当に蛇足にしか成らない役どころだった。

 あと主人公の女優は朝のテレビ小説「天花」の主人公だった人だそうだが、昔の印象とかなり違うような。ただ、1970年代ぽかったとは思う。(時代設定は良いのだが、オーパーツが出てきそうでとても不安だった。)

 また、そんな別軸の話を絡めたために話の破綻が大きくなっている。何故か神隠しされたのか、何故戻して欲しいと願ったのか、何故一緒に行ったのか全て謎のまま置いてきぼりだ。

 シーンとしても"いんへるの"を覗くシーン、"ぱらいそ"に行くシーン、最後のエンディング2つ(これこそ本当に蛇足だ)もうちょっとこうしたらと本当に思ってしまう。

 もっと"ぱらいそ"に行きたい感じが欲しかったな。

 この話、一件小難しい話をしているように見えるが、アダムとイブ以外に人類の祖が居て、それが"じゅすへる"と言う名。その子孫がなぜだか東北の過疎村にいて、それが救済されたという話である。それをミステリー仕立てにしただけ。

 身構える必要はない。一般教養レベルで対応可能な内容だ。シンプル故に原作初見の時には度肝を抜かれたのだが。

 それにしても「奇談」なんて変なタイトルになったのは何故なんだろう。

 映画としてはシナリオに難があるが、ファンが見る分にはまだマシかな?シーンシーンには見るところがあるので劇場で見るに越したことはないけど、絶対行けまでとは言えない映画だった。

2005.11.25

「ワンダと巨像」1stインプレッション

 巨像デカっ!(お約束)

 「ワンダと巨像」とうとうやらねばいけないことを差し置いて始めてしまいました。年内に終われるのだろうか?

 導入部のムービーがくどく長く感じるのだけれども、まぁこれは私が始めた状況も関係あるのでさほど気にする必要はないだろう。今回も握力が重視されるゲーム(笑)に成っているけれども、まぁ本当に「NICO」情報からでさえ、待たされて1年立ってるわけだから本当に待った感じだ。

 このチームの全作「ICO」はセールスがもう一つだったが、間違いなくPS2のゲームを代表する名作だった。あの"手を離せなくなる"感覚は他のモノからは得難い。単純にカテゴリー分けすると「トゥームレイダー」のようなヤツになってしまうのだが(確かに操作感とかトラップアイデアとかそうなのだが)作家性というかそう言うモノが違うとまたハマり方が違ってくる。

 今作も世界の雰囲気や映像演出などは引き継ぎながらゲームとしてはもっとイベント重視なゲームになっている。イベント・・・そう巨像との対決だ。

 私はまだ最初の牛のような頭を持った人型巨像を倒したところだが、のっけから苦労している。操作性もあるが、困難な感じがするのは意図した難しさなのだろう。ああ、フサフサで良かった。

 しかし、巨像この後どんだけ居るのやら、先が思いやられる。コンプリートした人尊敬します。(巨像の名前知りタス)

 「ワンダと巨像」公式サイト
 http://www.playstation.jp/scej/title/wander/

 しかしハッピーエンドで終われるのだろうか・・・。

「大神」体験版インプレッション

 クローバースタジオの新作「大神<おおかみ>」の体験版抽選に当たり、届いたので早速試してみた。

 「大神」は神話になぞらえた設定だが独特のレンダリングで筆で描いた絵が動いている感じを出している。モチーフも世界観もJa-bow好みだ。主人公というか操作キャラは白いオオカミの姿をしたアマテラス大神<おおみかみ>だ。ゲームカテゴリーはアドベンチャーゲームになるんだろうか。

 体験版はこのゲームのキモの一つ「筆しらべ」システムを体験することと世界観を感じることが目的で、緩緩とした感じと共に迫りくる魔の恐怖も垣間見えるなどなかなかの雰囲気だ。

 しかしさすがに体験版、十分な状況であったとは言えない。

 操作のレスポンスは悪くないが、抜けられないイベントがあって、それが抜けられないと中途でも良いからと思っても終われないことがある。すると本体リセットだけしかないので・・・切りたいよな岩(笑)・・・まぁあのイベントはさすがにあれで救済がないとドツボにハマってニッチもサッチも行かないので(セーブがあってもセーブポイント間違えると悲惨)製品では改善されてるんだろうけど・・・。

 とぼけた見た目の大神の動き、何ともほのぼの良い感じ世界観の体験版だった。

 出来れば「大神」に注力してさっさと店に並べて欲しいのだが、「ビューティフルジョー」で金を稼いで貰っているからこそ、こういう意欲的なモノも出せるわけで。もうしばらく我慢しましょう。

 しかしこういうのをやれてしまうとXBOX360やPS3ってのはゲーム機としては過剰性能だよなぁ。

 クローバースタジオ株式会社
 http://www.cloverstudio.co.jp/

 「大神」公式サイト
 http://www.o-kami.jp/

 素敵な体験版有り難うございました。

P.S. あ、メッセージカードは入っておりませんでした。念のため。

2005.11.23

自分的「奇談」見に行くぞぉ〜まとめ

 「奇談」を見に行くので自分的に盛り上げ材料をアップしておこう。

 諸星大二郎 - Wikipedia
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AB%B8%E6%98%9F%E5%A4%A7%E4%BA%8C%E9%83%8E

 諸星大二郎は手放しで大絶賛というわけではないのだが、独自の視点で独自の画風で特に「妖怪ハンター」シリーズ(というか妖怪ハンターといえる話はほとんど無い。稗田礼二郎シリーズの方が良い。)は好きだった。ところが散逸的に連載されているし、後にまとめたときには欠けている作品があったりと残念だったのだが今回文庫で3冊出ると言うことで、取り合えず購入した。

 購入の直接動機は

  1. 映画「奇談」を見る前にオリジナルの「生命の木」を確認したかった。「沢田研二に似ている」という劇中の台詞にインスパイアされて作られたと思われる「ヒルコ」は凄い悲惨だったので・・・。
  2. 上記に言った欠けていた作品「死人帰り」が入っている。
  3. 文庫だと読みやすい。

てなところだ。

 各サイト掲載リストが余り載っていないが、文庫自体には初出一覧も載っているので作品リストだけ引き写しておこう。なおリストは収録順で()内はJa-bow注、<>内はルビもしくは読み

 妖怪ハンター −地の巻−
 妖怪ハンタープロローグ
 黒い探求者(いわゆる「妖怪ハンター」の第1話)
 赤い唇
 生命の木(映画「奇談」原作)
 海竜祭の夜
 ヒトニグサ
 闇の客人<まろうど>
 蟻地獄
 闇の中の仮面の顔
 死人<しびと>帰り

 妖怪ハンター −天の巻−
 花咲爺<はなさかじじい>序説
 幻の木
 川上より来たりて
 天孫降臨
  第一章 大樹伝説
  第二章 樹海にて
  第三章 若日子復活
 黄泉からの声
  第一章 井戸のまわりで
  第二章 黄泉からの声
 天神さま

 それと来月13日発行の水の巻がある。この内容は不明。と言うか他に文庫一冊納めるだけの「妖怪ハンター」って?まさか「魔障ヶ岳」を入れるわけ無いし・・・「六福神」あたり?なら、"水"の巻ってのも分かるかな。追っかけるほど好きではなかったので知らないぞ(^^;上記でもすでに結構な数読んでなくて新鮮だったし(^^;地の巻はジャンプコミックスの「妖怪ハンター」に足した形になっているが、発表年代が交錯するのはどういう意図なのか、作中の時系列に合わせたのかテイストでのつむぎ具合なのか。

 天の巻は1990年代の作だが後半タッチやデッサンが最近のしりあがり寿の様になるところが気になって仕方がない(^^;おそらく画材を変えているのだろうが締め切りの所為でその選択をしたのか画材が使えなくなったのかは私には分からない。

 今回加筆や改訂があったかは知らないが気にならない程度には改編がある模様。しかし、面白い物はやはり面白いなぁ。今まで自分で単行本買ってなかったのでリファレンス出来なかったんだがこれからは大丈夫(^^;

 そういえばしりあがり寿はまだサラリーマンなのだろうか?

 映画「奇談」ではすでに主人公に原作には居なかった人がいるし、おそらく評価を低くインプレッションを書きそうだ。ただ、キャスティングは結構気に入ってる。たとえ稗田礼二郎が長髪でなくても。

 集英社奇談公開記念サイト 妖怪ハンター稗田礼二郎の書庫
 http://comic-bunko.shueisha.co.jp/hunter/hunter.html

 映画「奇談」公式サイト
 http://www.kidan.jp/index2.html

報じ方次第だよな(^^;

 ハリウッド版「仮面ライダー」の件は各記事を見てみると「仮面ライダー」決め打ちでもないし、その上やるかどうかも微妙な話なのね(^^;

 まぁなにがしかの動きはあるんだろうけど、あくまである程度の幅を持って石ノ森作品から選ぶ権利をハリウッド側が得たと言うだけで先は長いかも。

 前の記事
 http://ja-bow.txt-nifty.com/netvalley/2005/11/post_a02a.html

 熱い仮面ライダーファンが怒りでわめくようなライダーももの凄く見てみたいよ(笑)そのときにホントに欲しがってるものが分かるような気がする。

 ちなみにJa-bowはハリウッド版ゴジラは近年のゴジラよりはずっと面白かった。

2005.11.15

大晦日へ向けて準備開始

 そろそろ年末の準備をしなくては行けない(笑)。年賀状はもう準備出来ているのだが、大晦日格闘技系番組が問題だ。今年も長丁場(^^;カードが出そろったところでまとめ直したいけど暇があるか無いか。

 K-1はボビーオロゴンVS曙が今のところ興味がある。本当は軽量級の決勝がじゅぶん面白そうなので十分なんだけど。

 PRIDEは昨日発表の小川直也VS吉田秀彦。個人的には小川が好きなんだけど、吉田は強いからなぁ。

 穴は今年もテレ東(^^;去年の喰い1グランプリは最高だった。今年もあるのかな。或意味これが一番録画しててはずれないよ(笑)

 そういえば余談だけど、毎週楽しみな「ひらめ筋GOLD」スーパードッジのスーパーヒーロー物出身者で固めたSAMURAIヒーローズ(GMが藤岡弘!若手戦隊出身者が多い。女性陣も充実!木下あゆ美は段々化粧が上手くなるなぁ(笑)ちなみに天空Skydersにも加藤クレインオルフェノク美佳が(^^;)もだけど、12月に豪華プロレスメンバーでの騎馬戦が!

===========引用ここから===========
★新日本プロレスチーム
天山・中邑・棚橋・タイガーマスク
★ノアチーム
小橋・秋山・力皇・ムシキングテリー
★レッスル1チーム
曙・プレデター・マスクマン一号・二号
★全日本プロレスチーム
カズハヤシ・本間・諏訪間・雷神
★ハッスルチーム
モンスターK・アンジョー司令長官・坂田・℃
★ヒクソングレイシーチーム
ヒクソン・門下生一号・二号・三号
★プロレススーパースターズ
長州小力・アントニオ小猪木・他芸人一号・二号
★ひらめ筋ゴールドチーム
健介・高山・中嶋・鈴木
===========引用ここまで===========

元記事は鈴木みのるのblogからトラックバックしておきます!体力使ってる高山は久々に見るなぁ。楽しみ楽しみ。

ハリウッド版「仮面ライダー」

 どんな感じ成るんだろう?

 もしかしてFirstはそのためのパイロットMovieだったりして。

 仮面ライダー自身は映像作品としては東映も著作権を持っていると思うんだが・・・その辺はどういう扱いなのかな?それは都度都度の物であって、関係ないんだろうか。

 前にも描いたけど本当か嘘かは知らないがクモ男やコウモリ男が出てくるのはスパイダーマンやバットマンに対してのオマージュというか対抗意識からと言う話があった。どうなるんだろう。井上敏樹と白倉Pのコンビだけは勘弁して欲しいが。

 でもまぁ確かに日本の特撮番組をアメリカに売って成功したのは東映だがどうなるんだろう。全く違う話でも良いなぁ。デザインも全然違う感じで良いと思うんだが。とはいえ安くない「仮面ライダー」は見てみたいけど、自分の好みとはかけ離れそう。まぁもう東映の仮面ライダーには当分期待出来そうにないので、ここいらで自分の心にだめ押しして欲しいものだが。

 さてさて。

毎日インタラクティブの記事「石ノ森章太郎:仮面ライダーなどハリウッドで映画化」
URL= http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20051116k0000m040074000c.html

2005.11.12

「魔弾戦記リュウケンドー」情報

 来年5番目の特撮枠が登場する。いわゆる怪獣ブームの時にもここまで枠が同時にあったことはなかったのでは?少し遅れたが自分と仲間用にメモとして記事を書く。

 原作が広井王子なのは良いとして、方向性にはかなり無理がある(^^;上手く処理しないとこのご近所感覚ってのは長丁場持たせられないのではと不安。あと、ただでさえパクリの集合体である「超星神シリーズ」との区分けも気になる。そもそも収入はどこに求めようとしてるのだろう?

魔弾戦記リュウケンドー(テレビ愛知)
http://www.tv-aichi.co.jp/ryukendo/

魔弾戦記リュウケンドー(レッドエンターテイメント公式サイト)
http://www.red-entertainment.co.jp/ryukendo/index.php

 ちなみに発表されている役者のサイトなどをまとめてみた。リュウガンオーの源さんってのは探しきれなかった。役者名は他の記事もそうなので間違いではないようだが?

リュウケンドー/鳴神剣二 山口翔悟
http://www.sunmusic-brain.com/profile_p.php?id=57
(サンミュージックのDBがトラブってるのか上手く表示出来ない場合もあり)

リュウガンオー/不動銃四郎 源

SHOT司令官/天地裕也 清水圭
http://www.k432.com/
写真が見えにくいので同名の別人かもしれないが、間違いないだろう。彼が司令でシリアスな展開は考えにくいのでゆるい展開なんだろう。まじめな雰囲気でやってもそれが笑いになってしまうからね。個人的には嫌いでも好きでもない。

SHOT魔法エンジニア/瀬戸内喜一 宮城健太郎
http://takeru-pb4.cool.ne.jp/profile/miyagi.html
いわゆるイケメンのようです。

SHOTオペレーター/左京鈴 井村空美
http://www.horipro.co.jp/talent/PF069/
CMで見かけた印象はあるが・・・グランセイザーのゲストの回は印象を思い出せない。宇宙飛行士っぽくないお父さんの方が印象が強すぎて・・・。

何となく思ったけど若手の売り方が難しくなった大手のプロダクションが受け皿を作ってる感じがしなくもないなぁ。

あけぼの署の守護霊/栗原小町 細川ふみえ
http://park10.wakwak.com/~naka3/
旦那というか同棲中の彼はどうなったんでしょう?バスロマンはまだやってるんだっけ?

あけぼの町のマドンナ/野瀬かおり 佐藤寛子
http://sato-hiroko.blog.ocn.ne.jp/
売り出し中の巨乳グラビアアイドル。顔は整ってるのだけど、役柄も途中から居なくなる可能性有りかな?演技は分からないというか、キャスト判明済みの人で演技を出来そうな人がいないのは凄く不安。

あのライオンのメカは色の所為もあるけどゾイドのシールドライガーみたいだな(^^;オモチャはタカラだけど実はトミーか?アクションが子供向け久々の大野剣友会系なのも気になるところ。メイン監督もちょっと不安だけどこの手の現場を知ってる人なのでトラブルは無さそうだが。

 こういうトライは歓迎したい。只安く上げてとりあえずというのなら早々に立ち去って欲しいけどね。そういう物は駆逐していかないと自分たちが求めている物を作る土俵が無くなってしまうから。

「ガイキング LEGEND OF DAIKUMARYU」インプレッション

 「大空魔竜ガイキング」と言えば巨大ロボット物が好物のJa-bowの根幹を支える作品だった。作画も話も酷い回が多々あったが、菊地俊輔の劇伴、主題歌や挿入歌、作画も当時無名の金田伊功とかにもはまっていたし、なんといってもガイキングの意匠が大好きだった。

 「マジンガーZ」「ゲッターロボ」はエポックメイキング的なモノでそれは好きだったのだが、マジンガー(こう略して良いのは『マジンガーZ』だけというのは持論)は永井豪本人すらあまりに難しい面取りに格好良い物を書くのが至難なので、そう惚れ惚れとする絵はなかったし、ゲッターは石川賢の絵じゃないと嫌だ派だし、限定的だった。

 「ガイキング」はそういうのとは違って、アニメを見ているときに、好きな絵があったのがはまった理由かもしれない。冷静に見てしまうと、最終回の最終決戦なんかボロぞうきん同士がぶつかってるようにしか見えないのだが、それがまた良いという状況にまではまっているのでこの考察も怪しいのだが。

 その「ガイキング」が大人の事情で復活することになった。

 大人の事情というのは「ガイキング」は凄く古い番組で上でも言っているが今再放送するのもちょっと厳しい(版権事情もあるだろうし、今まで続編などもなかったので時代背景が遠すぎる)状況なのだが、「スーパーロボット大戦」シリーズで人気があるらしくそのサイドストーリーをこの辺で押さえ直しておく必要が出てきたようだ。一種、ドラえもんの声優交代のようなことかも知れない。

 で放映初話を見た。

 主題歌はサイキックラバー。デカレンジャーは良かったが今回の歌は余り良くない。どうしても比べてしまうと言うのがあるのだが、アニメの曲としては古くさいし、古いアニメが好きな人に対しても今ひとつな歌に仕上がっている。主人公連呼型の主題歌にしたんだし、それを狙うのならもう少し突っ込んでおくべきだったろう。

 主人公ツワブキ・ダイヤのCVは田中真弓だ。さながら2代目野沢雅子のよう?とも思うが彼女は余り演じ分けが出来ないのでどうしてもワンピースのルフィーっぽい。しかし、ちゃんと出来る人を主人公にしたことには好感が持てる。

 ストーリーや世界観は来週以降の紹介になると思うが・・・今日の段階では何も興味を引くような物はなかった。非常にアリガチなのだ。問題はその設定をどう使うか。演出し出来た物として表せるかだ。

 スタッフの内、背景の中村光毅は懐かしい感じ。ガッチャマンあたりから記憶のある人だが、今回、自然描写に比べて建物の描き混みがショボイのが気になった。確かにいずれ必要ではなくなっていくので・・・とは思うが、所々、素材表現にこだわっている表現があるにもかかわらず、抜けてるところは抜けすぎてる感じでアンバランスだ。

 アニメとして肝心の作画は可もなく不可もなく今の作画マンが描けば、このくらいはちゃんと描くだろうという感じ。ただ、第1話というと(スポンサー向けパイロット版で)豪華な作画と言う認識がある自分としては物足りない。所々、金田作画を意識した表現を記号として入れているのが逆に腹立たしい。当時でも別にオール金田だったら良かったのかと言えばそうではなかったのだ。そもそもあの時代オール金田だったら最悪な作画になっただろう。そもそも2年前の吉田豪のパイロット版とはどれほど違うんだろうか?(デザインが違うのは了解している。今回の方が以前のモノに近い意匠になっている。)

 ゲッター(號)が復活したときにも思ったがもう一押しすれば格好良いのにと思うところが多くてそこが残念だ。合体したガイキング、ただストンと降り立つ。あそこは笑われても良いからグルグル回転して落ちてきたり、何か象徴的な物を壊してしまって、主人公がオロオロするくらいに仕込んだ方が、その後のガイキングの強さが栄えるだろうに。ハイドロブレイザー(水の火炎)が赤いのもちょっとどうかと思ったが・・・それは解釈の差か。主人公側だけではない。2体も怪物を出しながらそれを生かせないし、どういう話を作りたいのかよく分からなかった。

 ああ、ガイキングがもったいない。

 とはいえアニメに関して実際に制作費がどれだけ落ちているのかも見えないので、少し賢くなってしまうとなかなか突っ込みにくい。同じスーパーロボット大戦物では制作費がケチられたのは「サイバスター」があるわけだが、アレは酷かった。それよりはずっとマシだが。

 日本のアニメの終局は近いのだろうか?

 最終的にお金を取れる人たちが残っても、次が育たないし、結局今度はお金を取れる人たちの中でまたババを引くゲームが始まるだけなのになぁ。

 まぁ結局売れない物は残っていけない。すでに敗走のスパイラルの終局を見ているような気もするのだが。

 とはいえアニメの視聴者を落第した私が言えた義理ではないのだろうが。

2005.11.06

本田美奈子逝く

 とりたてて好きだったわけではない。

 アイドル時代に入れ込んでいた人が知り合いにいたなぁとか、ミュージカルスターになった時に「あの世界に残れて良かったなぁ」と思う程度だった。

 白血病は重病だが不治の病とは言えないだろう。なのに逝ってしまうなんて。

 自分たちの入れ込んでいた世代の訃報が段々多くなる。

 仕方ないこととは言え。夢半ばの人が逝くのはやはり哀しい。

 合掌。

 毎日インタラクティブの記事
「訃報:歌手の本田美奈子さん、急性骨髄性白血病で死去」

2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

Twitter


BOOK LUCK!

無料ブログはココログ