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2006.03.18

「G'zOne TYPE-R」・・・それから

 今買える携帯電話を並べられて、どれが欲しいかと言われたら私は迷わず、「G'zOne TYPE-R」を選ぶだろう。もう一度。

 携帯電話という、極小の精密機器には「G'zOne」に限らず製造秘話は山の様に有るだろう。そして、それぞれ感慨深いのだと思う。しかし、私はその中から「G'zOne」を特定してリスペクトせずにはいられないのだ。一旦、市場から退却し、暗中模索に陥った時期もあるだろう。それでもこれを再び上市する気持ち、そこに待っていた者に何とか届けようとする意志が感じられるからだ。

 市場は消費者の代弁として次々と様相を変えていく。その中でカメラ機能や意匠としての折りたたみ機など相容れぬ人気ものがでてしまい、負けてしまったわけだが、こうして見事に復活して来たことに私は感激した。

 デザインなどどこに惚れ込んだかという話は以前の記事で書き尽くした。何度でも繰り返し述べられるのだが、あえて書くのはよそう。ただ、あの時点で可能な最高のG-SHOCKケータイだったのは間違いない。

 発売初日に開店前のヨドバシの前で待って、携帯電話を買うなど、自分でも考えられなかった話だ。一緒に機種変した人が皆同じ機種にした。ある人はもうバッテリーもおかしくなってる頃の旧い「G'zOne」を差し出して交換していた。

 物は物に過ぎない。しかし、だからこそ人から人に伝わっていく間に、ある種の思いも一緒に伝わることがあるのではないだろうか?工業製品だから一人一人の顔を思いながら作ったなんて事はないだろう。意を異にする人が携わっていたかもしれない。けれど濃縮されたエッセンスとして、開発陣の思いや生産技術を支える人の思いは確かに伝わった。
 細々とした話は最後に記したサイトを訪れてその中身を見て欲しい。

 最後に一言。

 ありがとう。「G'zOne」を届けてくれて。

 さて、"なぜか"この木曜になって「G'zOne TYPE-R」公式Webサイトが更新された。WallPaperが今年のバージョンになった。絵柄は以前の物を流用して日付だけ変えたのだが、これはどういう意味だろう?・・・どういう意味だろうなぁ(笑)

 公式Webサイト
 URL= http://gzone.jp/

※最近の検索キーワードでも多いので「  」11への寄稿分を改稿し掲載。

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