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2006年3月

2006.03.31

「PLUTO」003インプレッション

 ああ、上手いなぁ。そつがない。

 面白いのはある程度共通認識があると思うので割愛。

 「PLUTO」では他の手塚マンガを想起させるサービスを良くやる。(003の夏目房之介の解説参照のこと)手塚治虫のオールスターキャスト方式へのオマージュなのだろうけど。今回の003でも、他の手塚マンガを想起させるものがある。白いライオン=「レオ(パンジャ?)」、「アドルフ」と言うキーワードはあった。今まで、「ブラック・ジャック」と「火の鳥」は練り込んであるし、気づかないようなこともあるのだろう。メジャー作品以外はまだまだ読んでいないのも多い。また、「犬パトカー」「ブラウ1589」のようにアトム内のエピソードからの引用を元に新たな解釈を作り出しているモノもある。これらに始まるシーンの引用、私は余り熱心な手塚ファンでもないので混同していて、分離が不明瞭だなので他にもいっぱいあるかもしれない。

 でもそんなサービスだけが上手いわけではない。

 では画力か?絵は最近は少し崩れてきた気がするし、まぁあの絵をアタリからペン入れできるのは凄いと思うが、そう言うところでもない。

 するとやはり作劇。演出に反応してるんだろう。自分は。

 今回、001、002で何度か印象的に出ていた「絵」がリピートされていない。それは意図された行為なのだが、004以降で003のある場面と合わせてみると、凄く納得できるように仕掛けてあると思われる。人の記憶に残しながら必要なときにハッと甦るように仕組んでいく。伏線の醍醐味。どう持ってくるのか期待してしまう。

 そして、001、002で積まれた謎が少し、明かされ、そこにまた先の謎を置く。謎を置くののも、先延ばしでなく、ステップを踏ませてくれる軽やかさがある。しかし、そうは言ってもまだミスリード要素もあるのかもと、ドキドキもさせてくれる。非常に良い塩梅だ。

 こうして手塚世界を巧妙に使いながら、浦沢的な記述で隙間を埋め、話を進めていく。想像の余地を残しつつレールを外さないように誘導していく。見えないけど非常にテクニカルな流れを感じてしまう。そしてキャラクターをただのコマにしないように、気を付けて。(ただ、今回の「アドルフ」はちょっとご都合主義的か?と思ったがこの先に何かあるかもしれないので最後まで見てからにしよう。)

 まぁ個人的には単行本を読みながら、連載各回でキャラのアップで終わるのが多過ぎやしないか?とかゼロニウム弾ってどういう定義よ?とか突っ込むべき処はあるのだが、それ以上に期待の方が大きいのだ。

 ゲジヒトを主人公としている為に、もしかしたら結末が少し変わるのではないかとも思っているのだが、果たして・・・。

 まだ出ていない原作での重要人物が居る。全てそろった最終回を読み終わったときにどんな気持ちにしてくれるのか。楽しみで仕方ない。

2006.03.29

「シオタラン トリビアの泉」で検索を!

 「高見盛 CM エコ割」の検索で来てる方々、「シオタラン トリビアの泉」で検索されることをお勧めします。

 2年以上前の「トリビアの泉」で取り上げたことがありますね。録画を残したかどうかは記憶無いけど、海外の言葉が部分的に日本語とマッチするのを笑うという下品な演出のシリーズですね、東南アジアなどのもあるのですが、「シオタラン」は記憶にあります。

 もっと詳しい解説は検索先で(^^;

 特にCMにはコメント無いです。

2006.03.25

Nintendoの広報戦略は本当に上手くなった気がする

 またやってくれるねぇ(^^;>Revolution

 PS3の発売延期の所為か正式名称などの重要事項は今回も発表されなかったけど、(Nintendoの過去のマシンのソフトを動かす)バーチャルコンソール機能でメガドライブとPCエンジンのソフトを動かす事になるとは恐れ入りました。

 PC-FXはさすがにやらないんだけど、後はサターンやドリキャスが動いたらもう完璧だよね(^^;

 PS、PS2よりもやりたいゲームはこっちの方が多いので、ホント。

 問題はラインナップだけど、いわゆるクソゲーとされてきたモノは却下されていくんだろうし、必ずしも琴線に触れるモノばかりではないだろうし、良い物でも体がついて行かなくなってるような気もするのだが、どういうモノが出てくるのか?

 Revolutionネイティブなソフトに魅力が無くてもこっちのラインナップが良ければ引かれる人は出てくるよね。ただ、旧ゲームだとコントローラーが気になるところ。さてさて。

 久しぶりにパンツァードラグーンとかやりたいよ。特にサターンはと言いたい。

P.S. NEOGEO系のことは忘れれてます(^^;

P.S.2 恥ずかしい間違いの変更。

「後巷説百物語」インプレッション

 個人的に待望の新書版「後巷説百物語」。読了した。

 ドラマ版である「怪」の「赤面ゑびす」から逆に出来上がった冒頭の「赤えいの魚」は「赤面ゑびす」をはめるために持ち出してきた感じだった。主役はやはり「ゑびす」なのだ。いわゆる京極堂との関連は分かる人には分かるという程度の話。「陰摩羅鬼の瑕」に繋がっているだけのことだ。目立つのは「陰摩羅鬼」と「青鷺」の関わり・・・。そして「鉄鼠」「狂骨」。確かに又市は「嗤う伊右衛門」「覘き小平次」との関連があるわけだが。

 でも、それはこの話の味付けに過ぎない。知っていればもう少し面白い。そんなところだ。

 「巷説百物語」「続巷説百物語」「後巷説百物語」(連載を読むと渇望感が強く成りすぎるので単行本・・・出来ればノベルズで読むようにしている)と読んできたが、このシリーズは京極堂シリーズと同じく、普通の人(京極堂シリーズでは鬱病の気はあるが関口、今作では山岡百介)を狂言回しにしている。しかし、関わりは少し違う様にしてあり、百介は割と積極的に関わろうとするのだ。しかし、導入の第一作は「帷子ヶ辻」と言ったショッキングな事件で仕舞われ、第二作はドラマ「怪」の「七人岬」をモチーフに北林の悲劇を描き、普通の人と御行又市らのけじめが着けられる。

 哀しい別れのようだが、百介を救済する優しさを感じ、何となくだが暖かい気持ちになる終わり方だった。

 第三作に当たる今作は、そのことの確認のための話と言っていいだろう。

 最後のチャプターに入る前のページのあの台詞で思わず泣けてくる。「あざといなぁ」と思いながらも絶妙のタイミング。そしてラストシーン。百介の幸せそうな姿は、「魍魎の匣」の男を思い出す。

 京極堂シリーズよりも「妖怪」への直接的チャレンジがあり、個人的にはこちらの方が好きだ。1本が短いのも良いかもしれない(笑)

 しかし待たされた。待たされたと言えば「邪魅の雫」はこのままだと1年遅れになるのか?(まぁそれも出版社としての話で京極夏彦はつゆほども思ってなかったかも知れないが)どこまで進んでるのだろう?最近は予定リストが多いと逆に可哀想な気がする。仕事好きだなぁ。

 巷説シリーズをちゃんと読んでる人にはお勧めの一作だ。

2006.03.21

CX版「西遊記」最終回コメント

 何度も映像化されているものだけに、生半可なことでは「評価を得る」ことは難しい。数字は良かったかもしれないが何度も見ようと言うような物ではない。

 最終回は録画してみた。堺正章の役柄「謎の男」の正体は釈迦。如意棒を扱ってみせるサービスシーンがあるが、軌道が綺麗なのには驚いた(笑)何年ぶりだよ。流石、ミスターかくし芸。確か当時はちゃんと京劇に習いに行ってモノにしたってふれこみだったはず。ただ、そのものが「新春かくし芸大会」の特別ドラマと変わりないのは残念だけどねぇ。

 この出来の悪さは役者の所為だけじゃない。むしろスタッフ側の問題だ。CXには無理なのかなぁ。今の「西遊記」見せて欲しかったなぁ。

 ここ10年だけでも、アニメやマンガ、ドラマでもかなり制作されているはず。あの手この手で色んな事をしているんだが、どうも腰を据えた感じのモノが出てこない。

 ほんと「ドラマ」ってどうなっちゃったんだろうね。

[訃報]宮川泰逝く

 劇伴の巨匠、伊福部氏に続き、宮川泰が死んだ。

 正直言ってテレビで見かける当人は好きではなかった。いや、あの時代の人には多い気質だと思うのだが、そういう物もひっくるめて嫌いだったのだろう。それに歌が下手なんだ。この人。

 しかし、曲は別だ。特にほとんど「ヤマト」だけなのだがアニメ劇伴に残した功績は大きい。

 代表作「宇宙戦艦ヤマト」はアニメ劇伴に光を当てるのに十分な役目を果たした。西崎義展のプロデュースの所為で豪華な演奏になっていたからというのもあるが、やはり、新しい物だったのだと思う。アニメファンにはそれ以前からアニメ劇伴に注目していた人はいて、作曲家も名が知れていた人がいたけれども、一般性が出てきたのはこのあたりからだろう。

 「ヤマト」が売れて後、余り作品に恵まれては居なかったけれども、「グランプリの鷹」は今聞いてもやっぱり格好良いし、好きだ。

 息子の彬良(あきら)も大きくなってディズニーリゾート用の編曲や劇団四季などの舞台音楽、オヤジと同じアニメやゲームなどの劇伴もこなしているし、もう時期だったのかなぁ。

 ご冥福をお祈りします。

毎日新聞の該当記事
 URL= http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060322k0000m060082000c.html

2006.03.18

「G'zOne TYPE-R」・・・それから

 今買える携帯電話を並べられて、どれが欲しいかと言われたら私は迷わず、「G'zOne TYPE-R」を選ぶだろう。もう一度。

 携帯電話という、極小の精密機器には「G'zOne」に限らず製造秘話は山の様に有るだろう。そして、それぞれ感慨深いのだと思う。しかし、私はその中から「G'zOne」を特定してリスペクトせずにはいられないのだ。一旦、市場から退却し、暗中模索に陥った時期もあるだろう。それでもこれを再び上市する気持ち、そこに待っていた者に何とか届けようとする意志が感じられるからだ。

 市場は消費者の代弁として次々と様相を変えていく。その中でカメラ機能や意匠としての折りたたみ機など相容れぬ人気ものがでてしまい、負けてしまったわけだが、こうして見事に復活して来たことに私は感激した。

 デザインなどどこに惚れ込んだかという話は以前の記事で書き尽くした。何度でも繰り返し述べられるのだが、あえて書くのはよそう。ただ、あの時点で可能な最高のG-SHOCKケータイだったのは間違いない。

 発売初日に開店前のヨドバシの前で待って、携帯電話を買うなど、自分でも考えられなかった話だ。一緒に機種変した人が皆同じ機種にした。ある人はもうバッテリーもおかしくなってる頃の旧い「G'zOne」を差し出して交換していた。

 物は物に過ぎない。しかし、だからこそ人から人に伝わっていく間に、ある種の思いも一緒に伝わることがあるのではないだろうか?工業製品だから一人一人の顔を思いながら作ったなんて事はないだろう。意を異にする人が携わっていたかもしれない。けれど濃縮されたエッセンスとして、開発陣の思いや生産技術を支える人の思いは確かに伝わった。
 細々とした話は最後に記したサイトを訪れてその中身を見て欲しい。

 最後に一言。

 ありがとう。「G'zOne」を届けてくれて。

 さて、"なぜか"この木曜になって「G'zOne TYPE-R」公式Webサイトが更新された。WallPaperが今年のバージョンになった。絵柄は以前の物を流用して日付だけ変えたのだが、これはどういう意味だろう?・・・どういう意味だろうなぁ(笑)

 公式Webサイト
 URL= http://gzone.jp/

※最近の検索キーワードでも多いので「  」11への寄稿分を改稿し掲載。

2006.03.16

セガとタイトー、「ムシキング」で和解

 直接原因は「恐竜キング」と「ダイノキング」なんでしょうけどね。この後・・・もあるわけだし。

 ただ、ゲーセンの展開ではまだタイトーの方がマシ、SEGAの方は大型アミューズメント施設はいざ知らず、ゲーセンは縮小しているし、当然、そこから波及するこのゲームの重要な置き場であるスーパー、量販店などの遊技場向けの設営もタイトーが有力な客であることから、いつ和解するかと思っていた。

 ところでムシキング・テリーはどうなるんだろうなぁ?引き際も肝心なんだが・・・鈴木鼓太郎と一緒に(笑)欠場してる間にどうなるのやら・・・

 SEGAのニュースリリース
 URL= http://www.sega.co.jp/release/nr060315_1.html

2006.03.15

新作「スケバン刑事」撮影風景公開

 先代の「スケバン刑事」時代からミニスカートのスケバンや不良は居たが(一般生徒にはまだ普及していなかった)。いまさら長いスカートでも古くさいし、ミニスカスケバン刑事として、松浦亜弥が頑張っている。

 今日のワイドショーなどで映像が流れていたと思うが、アクションはおそらく過去の「スケバン刑事」と比較して一番良くできているのでは?

続きを読む "新作「スケバン刑事」撮影風景公開" »

2006.03.13

子供向ヒーロー番組につらつらと 2006.01.31

※ オリジナル記事は2006.01.31付けだったのだが記事追加分が多くなったので日付を付け直しておく。

 「轟轟戦隊ボウケンジャー」が始まってからまとめようと思ったのだが、「リュウケンドー」とかの感想が溜まってきてるので少しばかり書いておこう。

 「魔弾戦記リュウケンドー」は思ったより良かったのだが、のめり込むほど面白いわけでもない。その上、録画でないと時間が辛い。個人的にはバカ話で、「スーパー戦隊」シリーズテイストだと割り切れば、全く問題ないし、ギャグが寒いのも愛嬌に思ったりするのだが、世界設定自体に秘密を設定してあるので、分かりにくいところも多い。第5話にして前線にジャークムーンが出てくることになりアクションがどうなるのかと言う興味もあるし、第4話でおちゃらけてはいるモノの戦うことで被害が拡大するというテーマめいたモノも出てきてる。

 武上先生、この後ちゃんとシナリオをまとめられるのかどうか?・・・

 本家の「魔法戦隊マジレンジャー」はいろんな意味で戦隊らしい展開。たいした伏線もないままに、その回でいきなり因果関係を付けて(いやそれらしい匂いはつけてあるのだがここまで感情がほとばしるような内容だとは誰も思わないだろう)ヒカル先生と麗(うらら)の結婚に持っていくのは、戦隊だから許される力業だ。二人の幹部の話がつまらなかったので、冥府神シリーズは意外に良い最終章だと思う。でも最初の頃の迷走が未だに私は引っかかってるので、全体の評価は低いままだ。後半、脚本に横手美智子をよく見かけた。実際に書いてるのは誰だか知らないが、いずれこのトリオで戦隊一本と言うこともあるかも。「ボウケンジャー」はメインライターは誰なんだろう?確認してなかったなぁ。

 「ウルトラマンマックス」は原点回帰どころか「もう、どうにでも成れ」的な意図を感じる。逆にフォーマットがゆるゆるだったので(そう言う意味では原点回帰かも)オマージュ物やかなり外れた感じの話がバンバン出てしまい、それが逆に作品個性になっているのは幸か不幸か。しかし、実相寺監督2作品はむごかった。枯れた小枝に干した洗濯物みたいな感じ(意味不明)。でも、三池作品を生んだだけで、シリーズ存在意義はあると思う。同時に老醜も魅せられる羽目になってしまったが。

 この後、最終回までに、飯島さん(実相自作品の二の舞にならないことを祈る)が監督で出てきてバルタン星人をやるのと、金子監督がメイン監督としてのケジメをどう付けるのかは確認したい。

 なお、4月以降テレビでシリーズが継続するのか分からないが、年末までには「ウルトラマンメビウス」が小中路線で松竹の劇場用映画になる予定。(やはり「鬼太郎」は無いようだ)

 「仮面ライダー響鬼」についてはここでは書かない。書くこともない。

 続いて始まった「仮面ライダーカブト」は良くも悪くも、白倉ライダーのてんこ盛りだ。まだ第一話だし、どんな結末が待っているのかも知らないが・・・パイロットの”引き”は良くできている。映像もきれいだし。検索キーワードに「仮面ライダーカブト フィルム撮影」と言うのがあったが、そう言う話があるのだろうか?地上デジタル放送のことも考えると今後、HDで撮っておいた方が色々好都合かも開設が遅れてる東映のサイト構築が出来たら(高寺P以外は基本フォーマットを使わないのでブログ化とか凝った物を準備しようとか単純に忙しくて記事が書けないとかそう言ったことがあるのだろう。「響鬼」制作体制は「カブト」スタッフにはイレギュラーだったのでこの準備に時間が使えなかったはずだ。)情報が出てくるのかも知れないが、少なくとそう見えるエフェクトは掛かっている。もしフィルムだとポストプロダクションが大変そうだ。それだけ早撮りが求められるわけだけど、白倉氏ならやれるに違いない。

 雰囲気は仮面ライダーアギトと仮面ライダー555の設定をミックスした感じ。設定も表面上は折衷した感じだ。「上手いなぁ」と思うのはこれからどうにでも転ばせる謎めいた設定だと言うことだ。都合が悪くなったらどうにでも出来そう。ポケモンの米村さんが内容についてどこまで手掛けるのかは分からないが、「響鬼」の時には、メインライターやプロデューサーに合わせて書けていたので、依頼には上手く応じられるタイプなのかな?

 第一話の演出では、例のごとく「え?」と思うような瞬間移動っぽいシーンもあって、どうもその辺シーンの移り変わりなど付いていけないなぁと思う。デモまぁ見続けるでしょう。

 今回の見て、白倉氏はもう「ライダー」では新しい引き出しを開けないような気がした。あれだけモノを読んで勉強して、独自のヒーロー論を著しているんだから、何か他のモノで見てみたい気がした。

 「超星艦隊セイザーX」は、一段落して新展開だが、結末なんて良く成りつつある。メッセージとして「悪意の連鎖をどこで断ち切るのか」と言うことを出してきたが、それをどこまで書けるのやら。所詮と言ったら何だが、結局バカ話にしか持っていけない、それも徹底できていないというのは子供向け(として作られる)特撮ヒーローの限界なんだろうか・・・確かに去年の今頃まではそう思ってきたんだけど・・・何か新しい解法を見つけて、新しいページを開いて欲しいモノだ。

※2006.03.13 「仮面ライダーカブト」撮影方法のアクセスが多いので以下追記(多分この記事を開くので)

 カブトの撮影機材に関しては東映公式サイトのキーワードカテゴリに記事がある。響鬼も地上デジタルを意識してHDカメラで撮っていた。その比較も書かれている。ハイスピードカメラはnacあたりだろうか?テープではあっという間に使い果たしてしまうので、今だと他の媒体使ってそうだけど、最近nacに行ってないからなぁ。スタッフロールとか本編ドラマはトばしながらみてるので確認はしてない。

 上記の記事の中でHDのプログレッシブ24p(24fpsのフレームレートでプログレッシブということだろう。専門でないので詳しくは分からない)での撮影という記述有り。インターレス(2回走査で1画面書き換え)ではなくプログレッシブ(1回走査で1画面書き換え)と言うことと、24fpsというレートが、フィルムっぽさをだしているのだろう。

 現在のテレビの放映はNTSCの30fpsのインターレスはず。おかげでテレビアニメなどもビデオ納品が始まった段階でフィルムのものでも30コマ/秒に成ったと聞いている。

CX版「西遊記」最終回ゲストは・・・

 今日の「SMAP×SMAP」3月13日放映でふれると思うが、来週20日の「西遊記」最終回で堺正章がゲスト出演することになったようだ。一応最終回までのお楽しみだそうだが、逆にいうとこれがやはり日テレ(堺正章)版を意識してこの作品があることの表れだろう。(筆者宮沢りえの三蔵法師は未見)

 日テレ(堺正章)版西遊記については下記のWikipediaの記事参照

 URL= http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E9%81%8A%E8%A8%98%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA

 堺正章は今日の「SMAP×SMAP」のゲストとして登場。SMAPと歌唱、談笑するシーンが「めざましテレビ」などで放映された。堺正幸が(CX版を)「第一回から見ていた。」とか香取信吾が「初代と現役」(初代ってのはどうだろう(^^;)といってみたり、私のような訝しげに物を見る人にも配慮したセリフになっている。まぁこの辺は今後のこともあるので、日テレにも話が通っているのかもしれない。(フジの公式サイトでのインタビューでは如意棒をふるうシーンがあるらしい)

 出来の悪い作品に載せられるのはチト悔しいが、最後のおまけだけは見てみようかと思う。

 ちなみに最終回はスペシャルで時間延長の模様。

 2006.03.16加筆

2006.03.05

ANA「エコ割」CMは過剰演出?

 ANAの「エコ割」のCM。日本の海岸でサンタモニカを装って撮影していると、色々破綻が生じ、「行っちゃった方が早いんじゃない?」テロップが。撮影隊の大人数で行っても格安ですよ!という形で「エコ割」の安さを強調するのだが、アレはいくら何でもと思う。

 以前、2月のAFM(アメリカンフィルムマーケット)の時期にサンタモニカに行ったことがある。確かに同時期の日本と比べて暖かい。だが、昼は流石にコートは要らないものの、セーター位は着ていないと寒かった。まぁ確かに白人は放熱の仕組みでも違うんだろうか、上半身裸でジョギングしたりしている人や半袖のシャツで闊歩している人もいたのだが。

 少なくとも同伴の日本人や、仕事関連の人たちを見ている限り、CMの様な水着姿でっほどの暖かさじゃないのは間違いない(^^;

 もっとも昼間はほとんど、仕事でホテルの中だったので、レストランから見える範囲での話なのだけど。いや、ピア(桟橋)の上の人たちは防寒ジャケット着てたしなぁ。

 今でも思い出すのはロブスター屋とメーシーが入ったショッピングモール、それから商店街の映画館で掛かっていたAFM用の上映していたブッディストホラーのポスター。どんな映画だったんだろう(^^;思いっきり勘違いして、安そうな雰囲気だったけど。

2006.03.04

「NHKスペシャル 気候大異変 第1回 異常気象 地球シミュレータの警告」インプレッション

 平成18年02月18日に「NHKスペシャル 気候大異変 第1回 異常気象 地球シミュレータの警告」という番組があった。独立行政法人である地球シミュレーターセンター<http://www.es.jamstec.go.jp/esc/jp/>が管理しているスパコンでのソフト(と言う表現がだとうか疑問だが)の出力結果を基にした情報を元にしたものである。

 番組自身は「普通の」と言ったら何だが、いたって普通の「地球温暖化現象に警鐘を発する番組」で、ガイドラインを京都議定書が守られた未来(現在折り合いが付けやすい省エネモデルの到達点)の予測を元にしたものになっている。

 見ていて気になったことがあるので書いておこう。

 気になったのはシミュレーション上の条件がどういうものが用意され、どう設定されたかという点と、シミュレーションの結果でどのくらいの所でしきい値が設けられ有意であると判断されて、番組で紹介された結果が出たのかという点の二つである。

 後者はシミュレーションするプログラムの段階でも議論されていたはずだと思う。インプットでも操作が可能なパラメータなのかどうか・・・その扱いによっては、同じような結果が出ない危険性がある。自然現象なので正規分布だとか非常にきれいな分布に試行結果のバラツキが落ち着きそうだが、インプット条件が人為的だったり、条件のバラツキが分布の部分だったりすると、どのくらい結果がずれるのか自分には想像できない。(想定してる式が分からないし、スパコンで計算するような物が個人で出来るわけがない(笑))

 もちろん、携わっている人間は私より遙かに卓越した能力の持ち主なので、見落としてるとは思わないが、自分が鵜呑みにこの手のテレビ番組を信じられない気質で、その辺も分かりやすく説明されてたらなぁ良かったのになぁと思う(番組内で出来なければバックデータでそれを紹介するとか)。

 特に気象モデル(この場合主に気温とそれによって生じる大気の流動力学モデルなんだろうが)だと、シミュレーションするにしても流体力学のようなちょっとやらしいものを使わなくてはいけなくて、結果が絞りにくいものだから(3次元のカルマン渦とかどういう風に扱うんだろう?カオスだとかフラクタルだとかもハシリの所迄しか勉強してないからなぁ。)かなり変わるんじゃないだろうかと余計な心配をしてしまうわけだ。

 解説してる人いないかしら。

 それ以前に気になったのは、前者の方。前提としてあるCO2供給源の設定・・・インプット条件に石油の採掘と消費期限をどういう風に設定してシミュレートしたんだろうかと言うことだ。石油は採掘可能年数40年と言われて久しい。今までは採掘技術の進歩で40年を延命し続けてきたのだが、最近になって新規に見つかる油田は非常に減っている。(石油の出自に異論があるのは承知している)こうなってくると40年以上は保っても、倍以上などには伸びないのではという気がしてくる。この番組で語っている未来は、地球全体の消費量が理想的に推移しても、倍以上の100年先まで採掘可能で、石油を使っているというモデルなのだろうか?と思ったのだ。

 もしかしたら石油が枯渇しても同じように他のエネルギー供給源の所為でCO2を増やし続ける条件を設定したなら、どういう想定を行ったのかも妥当性など気になるところだ。

 こういう検証は非常に興味深いし、学術的意義だけでないものも感じるのだが、そう言う条件が正しくないと、金を掛けてやっている意味が無くなる。条件を間違うと近傍の結果は確からしくても少し離れると全然違う結果になる危険性をはらんでいると思ったわけだ。行政法人として組織だってるからには、その時点時点でプログラムなり条件成りを入れ替えていくわけだろうが、あれだけのものを使ってやる意味を確実にして出して欲しいなぁと思う。

 日本として気象シミュレータが上手く動けば、現在、寡占的に情報が取引されている気象予報のノウハウを日本が得て、国内の天気予報精度も上がるだろうし、商売上の情報たる農作物や水産などの資源に関しての先読みも可能になるし、消費の需要動向などのマーケット予測も出来るとは思うけどそこまで考えている独立行政法人なのかどうか心配だ。

 自分自身はこれから先どういうような事が起こるかは正直言って分からない。ここのところ大きな紛争や戦争は資源(特に石油)絡みだし、最近、日本が抱える周辺の不安も石油や天然ガスが絡んでいるし、そういうことで燃料の消費形態が変わるかもしれない。使用量の節約はもとより代替エネルギーの研究が必要なのも間違いないが、やはり目先のことに目がいくのが人間だろう。

 代替エネルギーが実現出来れば、また大きく変わる可能性もあるし。

 どこまで本気なんだろうかこの独立行政法人は。

2006.03.02

轟轟戦隊ボウケンジャー 1stインプレッション

 戦隊も記念作品が始まった。数え方が"怪しい"のは、気にしないことにしよう。2話まで見た時点の感想を上げておこう。

 「轟轟戦隊ボウケンジャー」取り立てて、新機軸とは言えないが、目新しさを狙っている記号の組み合わせにはなっている。(言い換えれば今までの良い所取りということ)

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