※ オリジナル記事は2006.01.31付けだったのだが記事追加分が多くなったので日付を付け直しておく。
「轟轟戦隊ボウケンジャー」が始まってからまとめようと思ったのだが、「リュウケンドー」とかの感想が溜まってきてるので少しばかり書いておこう。
「魔弾戦記リュウケンドー」は思ったより良かったのだが、のめり込むほど面白いわけでもない。その上、録画でないと時間が辛い。個人的にはバカ話で、「スーパー戦隊」シリーズテイストだと割り切れば、全く問題ないし、ギャグが寒いのも愛嬌に思ったりするのだが、世界設定自体に秘密を設定してあるので、分かりにくいところも多い。第5話にして前線にジャークムーンが出てくることになりアクションがどうなるのかと言う興味もあるし、第4話でおちゃらけてはいるモノの戦うことで被害が拡大するというテーマめいたモノも出てきてる。
武上先生、この後ちゃんとシナリオをまとめられるのかどうか?・・・
本家の「魔法戦隊マジレンジャー」はいろんな意味で戦隊らしい展開。たいした伏線もないままに、その回でいきなり因果関係を付けて(いやそれらしい匂いはつけてあるのだがここまで感情がほとばしるような内容だとは誰も思わないだろう)ヒカル先生と麗(うらら)の結婚に持っていくのは、戦隊だから許される力業だ。二人の幹部の話がつまらなかったので、冥府神シリーズは意外に良い最終章だと思う。でも最初の頃の迷走が未だに私は引っかかってるので、全体の評価は低いままだ。後半、脚本に横手美智子をよく見かけた。実際に書いてるのは誰だか知らないが、いずれこのトリオで戦隊一本と言うこともあるかも。「ボウケンジャー」はメインライターは誰なんだろう?確認してなかったなぁ。
「ウルトラマンマックス」は原点回帰どころか「もう、どうにでも成れ」的な意図を感じる。逆にフォーマットがゆるゆるだったので(そう言う意味では原点回帰かも)オマージュ物やかなり外れた感じの話がバンバン出てしまい、それが逆に作品個性になっているのは幸か不幸か。しかし、実相寺監督2作品はむごかった。枯れた小枝に干した洗濯物みたいな感じ(意味不明)。でも、三池作品を生んだだけで、シリーズ存在意義はあると思う。同時に老醜も魅せられる羽目になってしまったが。
この後、最終回までに、飯島さん(実相自作品の二の舞にならないことを祈る)が監督で出てきてバルタン星人をやるのと、金子監督がメイン監督としてのケジメをどう付けるのかは確認したい。
なお、4月以降テレビでシリーズが継続するのか分からないが、年末までには「ウルトラマンメビウス」が小中路線で松竹の劇場用映画になる予定。(やはり「鬼太郎」は無いようだ)
「仮面ライダー響鬼」についてはここでは書かない。書くこともない。
続いて始まった「仮面ライダーカブト」は良くも悪くも、白倉ライダーのてんこ盛りだ。まだ第一話だし、どんな結末が待っているのかも知らないが・・・パイロットの”引き”は良くできている。映像もきれいだし。検索キーワードに「仮面ライダーカブト フィルム撮影」と言うのがあったが、そう言う話があるのだろうか?地上デジタル放送のことも考えると今後、HDで撮っておいた方が色々好都合かも開設が遅れてる東映のサイト構築が出来たら(高寺P以外は基本フォーマットを使わないのでブログ化とか凝った物を準備しようとか単純に忙しくて記事が書けないとかそう言ったことがあるのだろう。「響鬼」制作体制は「カブト」スタッフにはイレギュラーだったのでこの準備に時間が使えなかったはずだ。)情報が出てくるのかも知れないが、少なくとそう見えるエフェクトは掛かっている。もしフィルムだとポストプロダクションが大変そうだ。それだけ早撮りが求められるわけだけど、白倉氏ならやれるに違いない。
雰囲気は仮面ライダーアギトと仮面ライダー555の設定をミックスした感じ。設定も表面上は折衷した感じだ。「上手いなぁ」と思うのはこれからどうにでも転ばせる謎めいた設定だと言うことだ。都合が悪くなったらどうにでも出来そう。ポケモンの米村さんが内容についてどこまで手掛けるのかは分からないが、「響鬼」の時には、メインライターやプロデューサーに合わせて書けていたので、依頼には上手く応じられるタイプなのかな?
第一話の演出では、例のごとく「え?」と思うような瞬間移動っぽいシーンもあって、どうもその辺シーンの移り変わりなど付いていけないなぁと思う。デモまぁ見続けるでしょう。
今回の見て、白倉氏はもう「ライダー」では新しい引き出しを開けないような気がした。あれだけモノを読んで勉強して、独自のヒーロー論を著しているんだから、何か他のモノで見てみたい気がした。
「超星艦隊セイザーX」は、一段落して新展開だが、結末なんて良く成りつつある。メッセージとして「悪意の連鎖をどこで断ち切るのか」と言うことを出してきたが、それをどこまで書けるのやら。所詮と言ったら何だが、結局バカ話にしか持っていけない、それも徹底できていないというのは子供向け(として作られる)特撮ヒーローの限界なんだろうか・・・確かに去年の今頃まではそう思ってきたんだけど・・・何か新しい解法を見つけて、新しいページを開いて欲しいモノだ。
※2006.03.13 「仮面ライダーカブト」撮影方法のアクセスが多いので以下追記(多分この記事を開くので)
カブトの撮影機材に関しては東映公式サイトのキーワードカテゴリに記事がある。響鬼も地上デジタルを意識してHDカメラで撮っていた。その比較も書かれている。ハイスピードカメラはnacあたりだろうか?テープではあっという間に使い果たしてしまうので、今だと他の媒体使ってそうだけど、最近nacに行ってないからなぁ。スタッフロールとか本編ドラマはトばしながらみてるので確認はしてない。
上記の記事の中でHDのプログレッシブ24p(24fpsのフレームレートでプログレッシブということだろう。専門でないので詳しくは分からない)での撮影という記述有り。インターレス(2回走査で1画面書き換え)ではなくプログレッシブ(1回走査で1画面書き換え)と言うことと、24fpsというレートが、フィルムっぽさをだしているのだろう。
現在のテレビの放映はNTSCの30fpsのインターレスはず。おかげでテレビアニメなどもビデオ納品が始まった段階でフィルムのものでも30コマ/秒に成ったと聞いている。
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