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2007.02.23

ねつ造情報に対するリテラシ

 都市伝説というのがある。

 単なる噂、迷信とどう違うのかイマイチ良く理解していないが、その中にマクドナルドのハンバーガーパティはミミズが原料だとか野良猫が原料だとか言うのがある。

 子供の頃、コレを信じているのは仕方がないかも知れない。おもしろがったりしてと言うのもあるんだろうが、少し知恵があっても、ミミズに至ってはミミズを使って食用蛋白源にするなんて言う一種の詐欺商法があったり、マジメに研究してた人もいるのでそう言う横っちょの知識でそう思いこんでも仕方なかったろうし、たまさか野良猫が多いところに住んでいた人は牛の肥育のことよりも野良猫の多さの方に気が取られていて、知識の欠落に気が付かなくても仕方がないのかも知れないと思う。

 しかし、勤め人や商売人になったら別だと思う。知り合いに未だにこのことをネタのつもりか、本当に信じているのか毎度のように持ち出す人がいる。それにまたかと、辟易しているのだが、それを話したいわけではない。

 上のことは少なくとも現状では、牛の肥育から肉を得る方がコストがかからない。だからマクドナルドは宗教上の問題などで牛肉を食べない地域以外はコストの安い牛肉をつかってパティを提供している。ただそれだけのことだ。

 安全衛生上の問題として、何か問題があるというのならそれは別の問題だ。それは不二家の話と同じ考え方で解決すればいい。

 気になるのはそう言うことをもうちょっと考えてみようとするかしないか。詳しい人に確認しようとするかしないか。そう言うところだ。

 そう言えば私の小学校の時の教師に、カップヌードルの中の肉は石油からできたものだと教えてくれた人がいた。あの時期、もうすでに松本零士がSFで合成肉の話を書いていたような気がするが、その辺の受け売りだろうか?

 香料や着色料には未だに許可された物の中でも、石油由来の物がある。コレは事実なのだが、流石に肉はなぁ。作るにしても他の物からの方が安そうなんだが。

 コレもまた都市伝説かも知れないが、代替食品として混ぜ物をしている物が多いのも事実。植物油はミルクのポーションや偽イクラの中身で未だに現役だし、コンビニのおにぎりだって製造工程観たら、食えなくなる人が出ても仕方がないもんなぁ。

 とはいえ、こんなレベルのリテラシの人、少なくはないのだ。ちょっと聞くとか調べるとかが出来ない。言葉の意味が分からなくても辞書すら調べない。大卒で、良い会社に入ってる人でも本当に多い。実際ビックリするくらい居る。ネットでよく見かける教えて君はまだましな方だ。

 すると有識者がよく言う「テレビのねつ造を乗ってみせるのが大人の遊びだ」なんてやっぱり思えない。でも救う方法も良く分からないんだけれども。

 Wikipedia 「都市伝説」(ああ、そんな話し合ったなぁという感じ)
 URL= http://ja.wikipedia.org/wiki/都市伝説

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