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　たとえば、盛り上がってるはずの巨大シーンなのだが、セット特撮が続くと色々ほころびも見えてしまう。見せ方の工夫は随所に感じるけど、どう見てもセットにしか見えないななぁ。

　それと同時にスーツアクターをそろえられないとか、スケジュールやギャラの発生ポイントで同時に過去のウルトラ戦士が出られない感じがしてその辺が寂しかった。（理由付けはしてあるのだけどね。）

　それでも、最終回一回前はかなり盛り上がったのだ。過去に出た宇宙人の再出演。悪い宇宙人ばかりではないというのが目立ったところで使われるのには好感が持てる。

　でも、なにせ相当に待たされたエンペラ星人（内海さんが声なのはありきたりだけど良かった）の風貌が安い印象が強いのとプラスマイナスで激しく勝ち負けメーターが触れる展開ってのはあまり良くない。ココまで色々工夫してきた番組だけにもう一踏ん張りして欲しかった。

　最終3部作に向けての流れも、帰ってきたウルトラマンあたりから息切れしてたし。

　メフィラスはまた帰っちゃうのかと思ったら一気にエンペラ星人にやられたんでそれも惜しかったなぁ。まぁ今度出る事があっても、加藤精三使うのは難しいと思うけど(笑)

　なんかもったいないそんな感じを見ながら抱いていて、エースの話が前振りだと言えば前振りなんだけど、全員でメビウスになるってのも個人的に受け入れがたいし、サコミズのゾフィ変身も今更な感じだし、いろいろから回りしてるような気がした。

　後最終回では特に感じたんだけど、実写版セーラームーンから使われている30分に3回CMが入るスタイル（アバンタイトル＋OP後、本編中2回）はこう盛り上がってると気をそいでしまう。OPのフォーマット崩しぐらいがせいぜいなんだろうけど、普段は気にならないので最終回くらい調整できなかっただろうか？と思った。

　取りあえず、しばらくは新しいウルトラマンはM78星雲のウルトラマンでなくとも無いんだろうけど、厚みのあるファン層があるので、いずれ復活するだろうか？

　なんだかんだと文句だけ書いてるようだけど、2006年期の特撮ヒーロー物では一番面白かったし、マックスのように超傑作は排出しなかったけど、超不出来も作らなかったし、最終回にしか出ない変身フォームを出して意味ある物にしたし、子供の頃の不満を解消する流れを見せて貰ったのには嬉しかった。（アストラとレオの合体光線みられた(笑)）

　あ、でも最後にもう一つ不満を(笑)

　あれだけ兄さんといいながら、まだウルトラ兄弟じゃなかったのかよ(笑)