[CF-Y5M]Windowsメールに見切りをつけて・・・
結局、Windowsメールはその後も安定したかと思えば、だめになるの繰り返しで、そのたびにメールを一回外に出して、アカウントを作り直して、という作業をやることになって本当に使いづらい。
先日使えなくなったのはメールの振り分けルールを書きかけていたときだった。途中からフォルダが参照できなくなる。使い勝手を上げるためにやっている作業でまた元に戻るというのをいくら多少人柱だと思いながらやっていても、流石に限度がある。
発生の条件は色々あるのだろうが、似たような現象はブログをサーチすると散見されるのだがMSのコミュニティでも解決策は見つからない。有ったとしても一時的な物ですぐに元に戻る。プリインストールマシンでもXpからのバージョンアップでも起こるのでは原因が特定できなくても仕方ないのかも知れない。
もし、英語圏で起こってなければ、2バイトコードの扱いの所為かも知れない。
ただもう、そんな悠長に構えてられなくなったので、ケリをつけようと思い出していたのだ。
そういえば、メールチームは多分、「Windows Live(TM) Mail desktop」を開発中のはずで(昨年11月の段階での記事しか見ていないが)、このソフト、取り合えず作った感がどうしても払拭できない。もう少し作り込んで欲しかった。
ちなみに「Windows Live(TM) Mail desktop」はBeta版が公開中だ。インストールしてみて検証を始めているが、こちらはWindwowsLiveメールがちゃんと使える。真のOE後継ソフトという感じ。広告がウザイんだけど・・・前より画面が大きい所為かあまり気にならない。(Windowsメールからの移行には転けたが、かなり親切な説明で取りあえずデータの移行だけは行った。)
今後暇をみて検証することにする。
しかし、メールが使えないのはモバイルマシンとしては致命的だ。度ある毎に一から修復作業をやってられない。
本当はThunderBird2に乗り換える予定だった。
ところが3月9日に買ったJUSTSUITEにシュリケンの最新版がついていたので、取りあえず試しに乗り換えることにした。以前使ってみたときにはあまり出来が良くなかったのだが、最近ちょっと良い評判を聞いたのでその所為でもある。なお、買ってすぐにシュリケン2007をダウンロードしてそっちに変更してしまったので、元々のバージョンは試していない。。
さて、シュリケンには乗り換えツールがあるが、Windowsメールには、まだ対応していないので、手動作業だった。(認識はしていたのでいずれ移行ツールのバージョンアップで対応するんだろう。そのうちに上記Beta版が本番品になりそうだけど)
本来はこの移行はものすごく面倒だった可能性がある。ただ、直前にWindowsメール復旧作業をやっていたので、追加でダウンロードしたメールのみ、フォルダに追加して(メールデータをデータベースファイルでバックアップしても元の木阿弥になると思ってメールをコピーする要領でフォルダに格納した。)筆者は常時2000通くらいのメールが残っている状態になっている。3ヶ月にいっぺん、親書のたぐい以外、過去のものを捨てる事にしているので、これくらいだが、メーリングリストなどの絡みもあって数万のメールため込んでる人には地獄だろうな。
アカウント情報は使えそうだったので、エクスポート。しかし結局これも使えなかった。微妙に構造が違うのか・・・。
シュリケンのアカウントのインストーラを走らせて、設定。Windowsメール復旧で何度もやったんで、複雑なパスワードも覚えちまったよ(笑)ちょっと感心したのは設定直後に通信の送受がうまく行くかだけのテストをしてくれること。こう言うのは作業上安心感がある。
もっとも、有料と無料の比較なんだから、比較するなよと言われそうだが、Vistaの代金には含まれているはずだし関係ない。
シュリケンのインターフェースは至って普通。他のメーラーと違和感はない。ただ、色味がJUSTのソフトっぽい(笑)見た目のカラー設定を変える機能がある。スキンって訳ではないけどこれは見やすさとかの調整にもなるので良いかもね。これはWindows Live Mail Beta以外のメーラーでは見かけたことがない機能だ。
OEに戻る前はEUDORAをつかったり、色々試した時期があるが、結局色々試して戻ってる。これはインターフェースや機能のおかげというよりはHOTMAILアカウントが使えるかどうかが一番大きかったのだ。
また、このソフトは迷惑メールツールを積んでいるので、そういう心配も要らない。電子署名の管理や通常のシグネーチャの管理なども、ちゃんとやってくれるんだけど、特に電子署名に関しては今後ゆっくり検討したい。
以前、シュリケン独特の脆弱性について書いてあった記事を見た事があるので、気になってるからだ。(多分オレオレ証明書関連で高木浩光のブログ界隈で観たと記憶)
左側のツリー表示のフォルダのビューはアカウント毎に分かれる様になっている。
HOTMAILの表示が出来ないのは、Windowsメールも同じなので、これについてはデメリットではすでに無くなった。
一番感心したのは、メールルールの作成が容易だと言うことだ。
フォルダを先に作って、コピーするとメールルールのダイアログが開いて、作業が出来る。複数の仕様のメールを放り込んでも大まかなルールを作ってそれを加工するのでやりやすい。
メール自身はMailBoxでのエクスポートが可能で、ThunderBird2のお披露目の後にはWindowsメールとシュリケンからの移行についても検証すると思うが、むやみにバージョンアップしなければ、シュリケンを今後しばらくメインメーラーにしようと思った。
それから二番目に良いと思ったのは重複メールの削除機能。データをコンペアして削除してくれる様だ。通常のファイルなら同一フォルダに同盟の物は残せないけどメーラーはそうでないから困る。(特にこんなトラブルのための移行時だから重複だけで15%くらい有ったみたいだし・・・)
そういえば一つ笑ったのはサーバーのメールの削除設定に、POSTPETのメールだけ残す機能があったこと(笑)この辺の配慮は市販メールならではだよなぁ。
それから、持ち上げておいて何だ・・・実は筆者はJUSTSYSTEMがそんなに好きではない。ATOKは好きだが、一太郎8だったか、初のWindows版のPC-9801用のコピーガードを優先しすぎて、インストーラが大馬鹿野郎だったので、何度もサポートに電話したことがあって(結局後日インストーラを再発送・・・多分、今回の発売延期はこのときの轍を踏まないようにした物だと好意的に受け止めている。)、最近はあの頃の殿様商売っ気が抜けてきたのは嬉しい。他に花子の標準CADデータへの落とし込みが独自すぎてそれがイヤだったりするし。
なお本来の目的であったATOK2007は今のところ快調。旧マシンの辞書情報はあえて持ってこなかった。色々汚れて(笑)逆に変換効率が落ちてる。新マシンになってから格段にブログの更新が多くなってるのもその現れなのだが・・・。
とにかくWindowsメールはまだ、大きな騒ぎになっていないのも単にVistaが売れていないのと、様々な条件の絡みで、早晩対応しなくてはいけなくなると思う。
これで5月にシマンテックのセキュリティソフトに切り替えたら、何事もなかったように動き出したら笑うなぁ(笑)
取りあえず、この件についてはMSの動きを見て行く事とし(仕事の件もあるから)、ブログ記事はWindows Live Mail Betaの状況調査とThunderBird2の発表後にまたごそごそやる予定。
Vista事態はメモリの解放がうまく行かないので標準のスリープは時々再起動で補う必要があるようだがそれ以外は特に困った現象はまだ無い。ただ、こんなに高スペック生心を要求するOSはそろそろやめて欲しい物だ。
知っている人には釈迦に説法だが「Windows Live Mail Desktop」は単なるメーラーではなくて、通常のe-mail、Webメール(http/コレにはHotmailだけでなくG-mail等他社の物も含まれる)、メッセンジャー、RSSリーダーをデスクトップの1つのソフトでコントロールしようという試みだ。メッセンジャーまで統合しようと言うのは珍しいと思う。
日本語版は昨年の暮れになってから公開されていることが確認できる。実際は昨年の頭にはUSAでオープンベータテストが開始されており、かなりの開発期間が掛かっている。
ただ、これはWebメールの「Windows Live Mail」の開発が未だBetaであることから、そのための遅延かも知れない。
Xp、Vista用で有るし、間違いなく次期Windows用メーラーの機能を持ち得ている。
しかし、問題はある。自分はストレスを感じない環境になってしまったのだが、これからロースペックマシンでどうなるのか確認したい。
また、「Windows Live」のアカウントをもつ事を求められることは抵抗感を生むだろう。
そして、多分、人によるとは思うが、公告が入ることだ。ベータ版なので私が使っている分にはMSの一枚絵の自社公告しかないのだが、コレが他社の物などが入ってくるとウザイだろうし、脆弱性や妙な過負荷に繋がりゃしないかと心配だ。
最近のFlash公告は、HDDを全開にさせるような環境に悪い公告が多い。
ただ、このワンストップの魅力は確かにあると思う。
仕事でどこまで使えるかってのも気になるところだけど。
このソフトは一回立ち上げると、完全に終了するまでは常駐してメールの着信を確認し続ける。これはWindowsメールも同じ挙動を示すのだが、こっちのソフトの方が数段安定している。
Vista発売までに間に合わなかったのは残念だ(元々そう言う気もなかったかもしれないし、コレを組み込むことで囲い込みに対して訴訟要素が発生しかねないので二系統残すという選択肢があったのかも知れない)。わだかまりもあるけど、個人的には、こちらの方が好きだ。
そうすると益々、「Windowsメール」が徒花に見えてくる。Win98とXpを無理矢理結ぶために現れた"me"の様に。
とにかくせっかく出した新OS、早く安心して使えるようになって欲しいのだが。
あ、Vistaの方の愚痴になってる(笑)
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