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2007.06.21

七番目の小夜子

 吉田秋生のマンガ「吉祥天女」が映画化されることになった。主役は実力派といわれる鈴木杏。

 MainichiInteractiveの記事
 URL= http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/geinou/200706/graph/20_3/

 この記事を読んで思ったのは「小夜子違いじゃないのか?」と言うことだ(笑)

 鈴木杏を知った最初のドラマは「六番目の小夜子」(脚本:宮村優子)だ。当時、小学生だった鈴木は卓越した演技力で中学生を生き生きと演じていた。彼女はどちらかというと子供っぽい容姿(子供なのだから当然だが)なので、この実年齢より上を演じた時に何の違和感も感じなかったことが、彼女の能力の高さを感じたポイントだった。

 さて何で、「小夜子違い」かという説明が必要だ。

 「六番目の小夜子」は謎の役割を担う"サヨコ"についての話が書かれている話だ。この「六番目の小夜子」では鈴木杏は「玲」を演じている。その玲が役割としてそのサヨコを担ったときに、もう一人"サヨコ"が登場して混乱が始まるところから話が始まるという筋立てだ。

 そのもう一人のサヨコは沙世子役の栗山千明だ。今や有名な女優になったわけだが、彼女を初めて認識したのもこのドラマだった。

 で、個人的な印象だが吉祥天女の主役の小夜子には、同じ"サヨコ"なら栗山千明の方がふさわしい。容貌も雰囲気もぴったりだ。今なら演技力もかなりついて、なおさらふさわしく思う。鈴木杏なら演じる技量は申し分ないが、映画やテレビではアップがあるので見た目が小夜子でないと感じられてしまい、ふさわしくないんじゃない?と思ったのだ。(映画の公式サイトで見てみてよ)

 で、キャスティングの時にこんなノリで発注があったのではと邪推した。

 「小夜子といえば『六番目の小夜子』ってのが有ったよね。あの『六番目の小夜子』の小夜子役の子はどうだろう」

 「六番目の小夜子」には初代やら先代やら"サヨコ”がいっぱい出てくる。言い出しっぺは実際の名前が沙世子の栗山千明を思い浮かべていたのだが、何を間違ったのか主人公の"サヨコ"役をやっていた玲役の鈴木杏がキャスティングされてしまったのではと。

 もちろんそんな馬鹿なことはないと思うが、そんなことを考えるほど「吉祥天女」の小夜子は鈴木杏とは遠い容貌だ。映画で誰もが心奪われる魔性の女"小夜子"に鈴木杏はなれたのだろうか?

 映画「吉祥天女」公式サイト

 URL= http://www.kisshohtennyo.jp/

 あ、「吉祥天女」のほうが古いんだから、「零番目の小夜子」か!

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