樋口真嗣の「ウルトラマンが続かなかった件」は結論がなかった
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樋口真嗣の週刊アスキーでの連載コラムは結局結論を言わずに次のテーマに移ってしまった。なぜ「ウルトラマン」が「メビウス」で終わり、しばらく続編作成がされないのかは、示された情報では説明不足だ。
もしかしたら現在のアイマックス(は作る方も大変だが見る人もそう多くはないので商売にならなくて上映劇場数が減っていると思っている。過剰な品質なのだ。そこには言及されている。)の話も続きかもしれないのだがもしそうだったらまた後で追従しよう。
結局語ったのは
1.怪獣映画が彼の携わった革命的な「ガメラ」以降、「ウルトラマン」シリーズもTVの枠の中で、(スタッフの移入があったりして)劇的なSFXの変化を遂げた。
2.そのためにわざわざ映画を見なくても、ただで見られる「ウルトラマン」に客を取られた。
3.その所為もあってゴジラシリーズも終わってしまった。
これと上のアイマックスシアターの件とは符合する。映画ほどの過剰品質でなくともテレビレベルで商売になるから映画を作らなくなってしまったんだよと。これは分かる。了解できる。しかし、これだけなら逆に「ウルトラマン」は安泰だったはずだ。しかし、実際は視聴率低迷などの理由からあの時間枠撤退となったらい。
その中で映画のために掛けるSFXの作業量とテレビ用とでは画素数の違いなどでテレビの方が安上がりだと取れるような発言がある。しかし、フルHDなどで作らなくてはいけなくなったら?結局元の木阿弥で制作費にお金を掛けられなくなってしまったのでは?以前ほど使っているのか分からないが、ライダーや戦隊よりお金がかかっているのは見ていて分かる。作業量が半端じゃないはずだ。
このメビウスが続かなかった件の業界内分析は是非とも知りたいのだ。視聴者のニーズが変わって見ることが出来なかったのならビジネスモデルは変更できなかったのか、いろいろ議論できると思うのだが・・・素人考えは浅はかかもしれないが。
特撮だけの映画やテレビが無くなるのは仕方がないかもしれないが、技術のミッシングリンクが出来てしまうと映画全体では困るはず。そのために多少厳しい制作費でも東映は作り続けてきたはずだし、他もそうだったはずだ。
海外の映画の制作に関わってるからかまわないという考え方もあるかもしれないけど・・・とはいえこれも単なる推測なんだよなぁ。
本当のところ、知りたいよなぁ。
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