「電脳コイル」#11「沈没!大黒市」
まぁ正確に言うと"沈"でも"没"でも無くいいとこ「水中」なんだけど、様相はまさに水に浸食されていくという通りで、面白かった。魚型のイリーガルも金魚かと思ったら南方の肉食魚みたいな感じになって・・・でもこんだけ形が明確なイリーガルも初めて、今までは2足歩行だったり4足歩行だったり位は分かるけどって程度だったので、これも種類の所為だったら面白いね。
話は本編に絡む部分は少ないが、新しく提示された情報がある。
・おばちゃんこと原川玉子はコイル探偵局弐号
・メタバグでなくテクスチャを食べるタイプのイリーガル登場
謎を進めるよりは人物関係を整理するのにいい話だったと思う。
なんだかんだ言ってダイチのことを助けてやるフミエとか、おばちゃんとメガばあに確執があったことの明確化とか、そうやって分かれたにもかかわらず未だにコイル探偵局のバッヂをつけてるおばちゃんとか、今までの情報を補完している。
補完していると言えば、以前から言葉では出ていたイリーガルのの種類の違いが明示的になったとか、テクスチャ喰いのイリーガルには目もくれないイサコとか、そういうのも立場が分かって面白いなぁ。
さて、この時点になって1話あたりから見返すととても面白い。
たとえば、1話でヤサコが初めてメガネをもらったシーンの背景に「4423」とナンバリングされたファイルがあったり、最初っからそういうことに気づくとおやっと思うように仕込んである。日記に出てきたときにはもうキーワードになっているわけだけど、この時点ではただの背景の一部なんだよなぁ。作る側も録画やDVDで見返すことを想定して創ってるんだと確信した。
2巻も出たところで小説版をようやく読み始めたのだけど、設定の食い違いや、アニメ版では明らかでなかった(あるいは想定されていない)ことが出ていたりして、戸惑うのだけれども、なかなか面白いのだ。
冒頭しか目を通していないのだけど、15ページの最後のあたり
>>ひとはその日と突然出会う。
さりげないけど、良い一文だと思った。
次回は例の気になるタイトルの回(笑)下の可能性が高いと思うけど、髭もありかなと重いながら、あの描写は何?と気にしつつ来週をまた楽しみにするのだった。
あと小説はまだ本当にまだ読んでないのであれなんだけど、メガばあの名前はもしかしたらと思ってるんだけど、番組の中で語られてたったっけ?
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