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2007.08.05

「トランスフォーマー(2007)」インプレッション

 見に行く前に、この映画が「最高」だったらこう書き出すつもりだった。

 「悔し~いっ!(笑)」

 で、見てきたわけだ。さすがにそこまでの出来ではなかったのだけれども、マイケル・ベイ作品では一番面白かったし、見せ場のSFXは完璧と言っていいほどの出来だった。ストーリーはいわゆるバカ映画なので掘り下げられないし、SFとしても何だし、トランスフォーマー側の話をちゃんとやろうと思ったらこの時間(02:25)でも尺がないんで仕方ないだろう。

 ここまでチャンとやったんだから目をつぶろうよという感じかな(笑)

 それに、マイケル・ベイは楽しませようという気持ちが旺盛なのか、逆にものすごく自信が無いのかどちらかの人なんだろうと思った。

 だから最初っから見せ場に値するシーンが続出矢継ぎ早のいかにもアメリカ映画で、それはテレビCMや予告編などでもよく表れている。

 スピルバーグが監督だったらこうはなるまい。

 それからネガティブな意見を続けると初期トランスフォーマーのファンとしては、各トランスフォーマーの設定が過去のそれと整合性がないところに不満があったりする。

 メガ・ザラック(Scorponpock)が小さいとか、フレンジーが何でラジカセなんだとか、デバステータ(もっともこれは直前まではブロウルだったらしいのだが・・・)は合体しないととかね。デザインにも色々文句言う人もあるだろう。

 でも、これらには少しばかり配慮(カマロの横に黄色のワーゲンが駐めてあるとか)してあったり、別物と認識して見るとそれはそれで楽しいし、映像という点では後半の市街戦はどれだけ金を尽くせばこの映像が撮れるんだろうというシーンのてんこ盛りだ。

 しかも、あれだけ見せ場を持った予告編が見せ場のまだ一部だったということが分かっちゃうのも凄い。

 個人的に気に入ったのはトランスフォーマーは飛び道具も使うが、殴る、蹴る、体当たりと体躯を使った戦いをすることだ。後半はアップショットが多くて何をしてるのかわかりにくくなったのが残念だが、それでも十分にこなしていたと思う。

 それからアメリカ軍の協力があるためにとんでもないシーンも可能になっているし、F22ステルス戦闘機はこれが初なのかな?(「ダイハード4.0」は?)そういった楽しみもある。

 今回はキューブ(エネルゴンキューブ:劇中では「マトリクス」のような印象も感じた)のキューブ争奪戦の話だったが、あからさまに続編が出来るような終わり方なのも笑っちゃうんだけど、もう一回ぐらいは見てみたいねぇ。来年は無理だと思うから再来年ぐらいにお願いします(笑)

 こういった映画は年に1,2回はやっぱり見たい。筋にあれこれ考えを巡らせなくて圧倒的な映像のシャワーで、疲労をスカッと取り去ってくれるそういう意味では本当に"夏向き"の良い映画何じゃないだろうか?

 今のところ今年一番楽しかった映画だ。

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