「電脳コイル」#15「駅向こうの少年」
大黒駅の向こう側に探しに行く話かと思ったら、ヤサコだけが迷って行った話で、フミエやハラケンは同行せず。そこに謎の少年登場する。
前回、今回演出が話を進めるために偏りすぎてどうも気になる。
たとえばイサコと間違われる件。ヤサコと少年の出会いを演出するためにある。それ自体はかまわないんだけど、その後も夕暮れまで近辺を徘徊しいてるので、追っ手となった少年たちと再度会いそうなんだけど、そんなことはない。どうもこの辺が都合良すぎて気になるんだよなぁ。
この辺は夏休み3回空きの所為かなぁ。こっちの楽しもうというきもちが散漫になったかも。
今回、最後まで見てみると途中で行った「暗号」がイサコを残したものではなくて、謎の少年自身が書いた物臭い。電話の相手はイサコと同じか、ネコメか。
「イマーゴの子供」と言われていたヤサコは、ヤサコのように能動的にイマーゴを使っているわけではないし、そういう描写もない。しかし何か特別な存在なのだ。(小説はその理由が説明されているのだが、アニメでは違う理由なのかも)
イマーゴは磯監督のWebサイトのタイトルでもあって、Imagoのこと。語源は「イメージ」と同じだ。ただ、もっと精神的な物が含まれている。イサコは前回、今回と謎のディスプレイの前にいた。そのディスプレイに浮かぶ文字は・・・
今回の問題は「4423」が人物名だけでなく、他の意味もあることが今回分かったこと。「電脳コイル自由研究」で示されたように今後のこの辺の掘り下げをどうするのかが重要なんだろうな。
むしろ、今回よりも次回予告に色々興味惹かれる。
タマコに声を掛けるネコメ、ヤサコの胸ぐらをつかむイサコ、少しずつ謎が開かれていくのか。
どうも愛がないなぁ今回のレビュー。
(前回の改定ミス修正 2007.09.11)
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