« 特撮メモ20070930「消えた公式サイトの記事」 | トップページ | 「電脳コイル」#18「異界への扉」 »

2007.09.30

「天元突破グレンラガン」ファイナルインプレッション

 最終回を見て、良かったなぁと思う。

 今まで見たことのないシチュエーション(天元突破グレンラガンはロボットじゃないんだけど)は面白かった。総じてグレンラガンのロボットアクションは面白かったし、熱いんだけどけど、話の仕舞いにはあまりコなかったなぁ。

 アンチスパイラルの動機は結局明示的でないので同情しようがないし。小難しいことを言っているいるだけで、あんなに強大になれたとは思えない。この辺の書き込み不足は否めないし、仮に分かっても最後、見得を切った彼が責任放棄したように見えて、その辺が嫌いだなぁ。とか思っているからかも知れない。個人的には、アンチスパイラルの動機がはっきりしないなら、第一話の冒頭が、最終回のラストと重ねるような作劇設計の方が余韻があって良かったと思うんだけど。

 ただ、エンドロール前の止め絵で去っただけで終わっちゃいけないのも間違いなくって、真のエンディングはこの構成だったら、必要だろう。

 単純に俺がその中身が気に入らなかっただけなんだよな。

 ここのロシュウとシモンの変わりようには笑った。肉がついたりするのは分かるけど、エラが張って、輪郭変わるのはナシだろう(笑)まぁクールダウンには良かったかも知れないけど。

 この最終回で一番好きなシーンは「ラガンインパクト」で決めたとこ。シーンがと言うより最後は最初に使っていた一番単純な物が効いたってのが良い。それに、あの持って行き方だと個対個の戦いが際だつね。こういうみんなが忘れたときに「そうかこれがあった」的な演出は好き。本当にいきなり出るんではなくて適度に忘れた頃に出てくるのがね。最初からこれは計算していたに違いない。

 後、気に入ってるのは冒頭のドリルに乗ったみんなが総ざらえのシーン。絵面では笑えるんだけど勢いで押し切ってるところは、やっぱ作画がすごいんだなぁと感心する。

 とにかく戦闘シーン含めて、作画関係に尋常じゃない人間が入っていて、おそらく前日納品でもギリギリのタイミングだったはず。

 今期2番目に面白かったアニメだ。

P.S.

 まぁ分かっている人には分かってるんで、あえて書くことでもないんだけど、大量のロボットアニメが今期投入されたけど、衛星で見られない物はのぞいて、技術は上がったけど何も、ひとっつも面白くない。「グレンラガン」だけが評価の俎上に載せる価値のある作品だった。おそらく巨大ロボアニメの歴史の中で10本に入れても良い作品だ。だから次に行くなら記録は残していこう。

« 特撮メモ20070930「消えた公式サイトの記事」 | トップページ | 「電脳コイル」#18「異界への扉」 »

アニメ・コミック」カテゴリの記事

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「天元突破グレンラガン」ファイナルインプレッション:

« 特撮メモ20070930「消えた公式サイトの記事」 | トップページ | 「電脳コイル」#18「異界への扉」 »

2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

Twitter


BOOK LUCK!

無料ブログはココログ