« 「電脳コイル」#20「カンナとヤサコ」 | トップページ | ウルトラマンの終わりと始まり »

2007.10.16

人・形展-HITOGATA-インプレッション

 張り子作家の荒川良の作品と言うより、京極夏彦の文庫の表紙の妖怪張り子が生で見られるというので早速行ってみた。

 装幀で有るのだが美術印刷をやっているわけではないので、やはり生を見ると迫力が違う。モノが実際は結構大きなモノであるのにも驚いた。12月に公開の映画「魍魎の匣」の所為かギャラリーには「魍魎」の張り子と、五徳猫等の小物も数点置いてあった。以前から欲しかった写真集も置いて有ったので早速購入した。もう少し写真は良い写真がないかなぁと思いつつ図版を大きくしたらお金も大変などと言うことに気がつきそれはそれで困るとも思った。

 実は1階の外から見えるガラスケースの中には「陰摩羅鬼」も飾ってあるが、この「魍魎」は本当に凄い。これが張り子かと思う。

写真が用意できないのでAmazonさんに出てきてもらいますか

魍魎の匣(文庫)

陰摩羅鬼の疵(文庫)

五徳猫が載ってるのは裏か・・・百器徒然袋―雨 文庫)

 張り子ってのは型抜きされた紙(土台)と胡粉(絵の具)で作られたものだから、力入れたらすぐにつぶれてしまう。しかし、見た目は木の削り出しかプラスティックで作ってるんじゃないかとすら思ってしまう、そんなモノだった。

 とにかく造形も素晴らしいのだが、色遣いや表面の質感が素晴らしい。この感じは写真集でも全然出ていない(笑)もったいないなぁと思った。

 さて、他にも四谷シモン系などのドールやいわゆるフィギュアの系統も並んでいてバリエーションが多かった。展示会出品作の図版集がなかったので、全ての人を記憶できなかったのだが、ずいぶん昔にどこかで人形展を見たときとは全く趣を異にするモノが多くて短時間だが楽しんだ。

 興味ある人は是非・・・と言っても今週金曜までなのだが。

人・形展-HITOGATA-
2007/10/13-19
丸善・丸の内本店4Fギャラリー

« 「電脳コイル」#20「カンナとヤサコ」 | トップページ | ウルトラマンの終わりと始まり »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

文化・芸術」カテゴリの記事

妖怪」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 人・形展-HITOGATA-インプレッション:

« 「電脳コイル」#20「カンナとヤサコ」 | トップページ | ウルトラマンの終わりと始まり »

2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

Twitter


BOOK LUCK!

無料ブログはココログ