「電脳コイル」#24「メガネを捨てる子供たち」
人は自分の想像を超える展開が起きるとそれに反応できなくなる。
デンスケに届いた「メモリアル」はやはり、死の案内だった。葬儀場が対面的な問題もあって「メモリアル会館」などと言ってるあの「メモリアル」なわけだ。
個人的な話なんだけど、ペットを飼うことは無い。この先もきっと無いだろう。いや、昔はカブトムシを飼ってみたり、金魚を買ってみたり、文鳥を飼ってみたりしたことがあるんだけど、どうしてもみんな自分より先に死んじゃって、そのたび悲しくて悲しくて仕方がないものだから、もう次は望まなくなったし、家族もそうしなくなっただけなんだけど。
電脳ペットが居なくなって悲しいというのは、デンパやフミエを通して描くことで十分に書かれて来た。だから悲しくはないのだ。自分が薄情なのかと自答しても居たけど、そんなこと考える人は結構いるものだし、そう考えることこそが薄情でない「優しい子」の証だと思う。
そんなこんなで今のヤサコの気持ちは表面上の型どおりの反応が見えないだけで、最初っから最後まで悲しみにあふれた話になっているわけだ。
リアルか電脳かは関係ない。
さて話の中では、あまり進捗していないようで結構分かることがあった。
- ネコメ兄弟の目的は彼らの父の名誉?
- アシハラカンナも彼らの行動の犠牲者。
- そのとき「4423」として警告を与えていた。
- イサコもメガマスに押さえられている。
- その病室はあの「4423」
- 小此木先生(おじじ)はイサコの兄の担当医でもあった。(だから一部の情報が自宅にあったのね)
- もしかして立体映像?メガネは使ってないしなぁ。
- そしてついに金沢へ
- マユミとの邂逅
- ヤサコはいじめられていたのかいじめていたのか
それからもう一つ・・・
さて、エンディングを眺めると最後のデンスケが立ち止まる道は「はざま」なんだね。あのマンホールの並びは。次回予告の暗がりに浮かぶイサコ・・・仮に戻れても実体がなければ意味がない。
それからダイチが本当の意味でのガキ大将に(笑)ある意味一番泣けるシーンだった。
あと2回、あと2回で終わるのか。もったいない気持ちと早くみたい気持ちの葛藤で大変だ。
(たぶん思いついたらこっそりアップデート)
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