2007年国内 映画興行収入
さて、2007年の映画興行統計が公表された。邦画トップは「HERO」しかし自分の予測に反してそれ以下のランクは・・・
にしても、こういう統計モノの確認って、この時期イヤだわ(笑)
まずはソースの紹介
(社)日本映画製作者連盟 日本映画産業統計
http://www.eiren.org/toukei/index.html
ヒットしたから、一気に2作目3作目までの制作が決定した「どろろ」は意外に60億位言ったのかと思ったら、そこまではヒットして無くって(笑)興行収入は34.5億円。まぁ通常大ヒットと言われるのは、ここに載ってる10億円超の作品のことなので、確かに売れてるんだけど、ニュージーランド撮影や特撮、人気俳優の出演で制作費が結構掛かっているはず。そういう意味では実入りがどれほどだったんだろう?とは思ってしまう。
邦画は相変わらずこアニメが強い。見てないけど(笑)ポケモンが少し盛り返してるなぁ。まぁこれは「ドラえもん」が出てからの邦画の伝統みたいなものだ。
それから去年もテレビドラマのスピンオフが上位に名を連ねている。それもフジテレビのもの(アンフェアは系列の関西テレビ)が強い。この辺の手法はもう落ち着いたんだね。でもこの手のは特に最初の頃は人が多いので見に行く気が逆にしないんだよなぁ。
それから結構どうでも良いような内容の映画も散見される。「恋空」とか・・・もっと苦戦してると思った「大日本人」は一応10億は超えたけど、制作のこと考えたらどうなんだろうね?
「ヱヴァ」は20億円。しかし、都内ではロードショー的な公開だったので、この数字は結構微妙な数字のような気がする。だってあと2回引っ張っていかないと行けない。この数字から後の方が大きくなる可能性ってどれほどあるんだろう?・・・全くなくはないんだろうけど、次回作が新たに書き起こす部分ではなくて。その次の「急」と同時公開の「完結編」が今回のプロジェクトのキモなんだから。今後の動向はおもしろいねぇ。
洋画も知った名ばかりで意外なヒットはなかった感じ。しかし、相変わらず「シュレック」や「ハッピーフィート」なんてさえあんなに稼ぐのかと思うとへこむ(笑)「レミー」がその上を言っていて嬉しいけど、これもディズニー+ピクサーのブランドだけで見ちゃう人もいるからなぁ。
それから好きなんだけど、話の内容は全くのダメダメ映画、「トランスフォーマー」が上位に入っていたのは意外。母国でどうだったかが次回作への最大の問題だけど、続編は有るって話だから日本でも見られる可能性は非常に高いね。
しかし、上の方の統計データを見ると分かるんだけど、映画館数、スクリーン数が1年で100以上減った。かなりの割合だ。シネコンは色々不都合もあるけど、居心地は良い。でも、それだけじゃ底上げにならないんだよなぁ特に制作側の方は。表の書き方がおかしいので見誤ってしまった。スクリーン数は増えている。小館(でも食えるところ)が増えていると良いのだが・・・そういうのが下支えになるだろう。(2008.02.08修正)
結局、去年は一昨年ほどの状況には成らず、まして一昨々年のハウルやパイレーツのような化け物も出ずと言う感じだったんだね。グッズや付帯の物が売れるビジネス波及タイプのエンタメ映画が少なかったような感じていたんだけど、売上から見るとそういう感じもするなぁ。
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