特撮メモ20080210「ゲキレンジャー最終回」
劇終の出たときの中途半端な感じすら、往年の香港映画っぽくて狙ってるなと思った(笑)ゲキレンジャー最終回。とりあえず良い終わり方だったんでは?
アクションを担いだ戦隊という意味では最後のロン戦のアクションが凄く良くって感動した。この3人いることの意味がある動きは良いなぁ。普通、後半は撮影が厳しくなって(JAEのメンバーを新番組撮影と平行して使って、しかも新番組の方に新しい物を求められるんで)アクションに手間掛けてられなくなるんだけど、アクション監督に新堀和男(一応外部の人)が入ったりしながら、きっちり魅せてくれたのはうれしい。
ただ、最後の決め技があの技だったのは、狙ってじゃなく必然の流れとして生み出されたかと思うね。たぶん伏線的なあの回の頃はそこまで詰めてなかったと思うんだけど。でも、結果的に何となく自然。
最終回まで修行シーンが入るからそういう部分のメッセージはあったし、レギュラー、準レギュラーがほぼ総登場の最終回、人集めという部分はプロデューサー的にもかなり大変だったのでは?ケンの妹役の井端珠里は「ケロロ軍曹」の主題歌を角田と歌っていた女の子だけど芸歴は長いから安心できるけど、微妙に華がないなぁ。
全体通してみるとシリーズ構成に失敗してるのとオモチャのプランがやっぱり良くなかったように思う。何がどう売れたのかは手元にないけど、量販店で山積みなのはやはり問題があるよね。途中の象、コウモリ、鮫はエピソードは個別に楽しかったけどオモチャはプレイバリューが少なくて遊べなさそう。あと、サイダイオーはちょっとね。ああいうのは合体じゃなくって乗ってるだけだから(笑)子供も大人もか躊躇するよね。
それからエンディング「道(タオ)」はなんかやっぱ良い歌だわ。あの消失点に向かうような演出もあって、とても頑張らなきゃみたいなメッセージを感じるなぁ。あの段階でなにかオチが来るかと思ったら、映画の時撮った素材を生かして香港でとつないだのは良かったかな?旅っぽいし。
「ゲキレンジャー」もそうなんだけど、組み合わせのバリエーションが無くなってきて、無理矢理な感じが本当に強まってる。商売としてはあまり良くなかったと思われる「ゲキレンジャー」次回作はコレで3度目くらいだと思うけど古くさいイメージがまとわりつきすぎてる「ゴーオンジャー」となるとどうなるんだろうねぇ。
子供の頃から(子供向け特撮番組のような妙な飾りがついていない)余計な装飾のない車の方が好きだったんで、「炎神」がどういう風に子供にアピールするのかよく分からない。
で、やっと気づいたんだけど「炎神」の発想って「CARS」なんだよね。あれほど面白ければそれも引っ込めるけど。なにせ子供を黙らせるほど熱中させるアニメって初めて見たから。
今年鬼太郎が3作(時期は重ならないけど)出てくるわけだけど、実写映画が今年も好調なら、来年は妖怪がらみだったりして・・・。
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