大日本プロレス「横浜四季の森 フォレオ2008/04/19」インプレッション
久々にプロレスを生観戦。場外乱闘にもあおられて楽しく過ごした。久々にまったり感のある土曜の昼だった。
ただし、今回は興行ではなくてイベントなのだ。
個人的には誘われて足を伸ばしたんだけど、「大日本プロレス」って神宮球場の「UWFインター」(古ッ!)興行を観たときの賑やかしで散々な状態だった印象しかなく、誘ってくれた人には悪かったが、かなり疑心暗鬼だった。(向こうもこっちが楽しめるかどうか同じ気持ちだったそうだ。)
まぁ無料のイベントだし、晴れたら行くかなといった程度の感じだったのだが。
面白かったのだ(笑)
こちらの見方も変わったし、14年やってきたことは伊達ではなかったんだろう。色々感じることがあった。
MCはリングアナなのかな?女性は選手と呼ばれていたから提携しているアイスリボンかなんかの選手なんだろうか?手慣れていた。今女子部は無いよね?>大日本
この日は横浜プロレスとの合同(笑)イベントで先に横浜プロレスをやっていたんだけど、それには間に合わず子供へのリング解放イベントあたりから席に着いて観ることに。
リングで弾けすぎる子供を観て、自分が子供になりたくなる。
このリングは少し小さめのやつ、インディーはこういうところが多いのかな?NOAHなんかだともう少し大きい。リングの外枠がロープ内くらいの大きさのハズだ。レスラーが小型な所為かも知れない。
試合は下記の様。昔と違って細かい技の攻防とかを追うような見方はせず、それこそまったりと楽しんだ。売りの「デスマッチ」はさすがにここでは出来ないので、展開で見せる必要があり、ソコも頑張ってたね。何というか「デスマッチ」が無い所為か、4試合の流れが昔の全日みたいなのはグレート小鹿が社長だからか。
小鹿社長はまぁそれなりの歳になったんだけど、デカいよ。現役のころ小柄な選手の印象があったんだけど、あの頃の全日は選手がデカかったんだな(^^;としみじみ思った。
そうそう、実際の興行でもそうなのかも知れないが、実況と解説が聞こえる仕組みで・・・学生プロレスみたいなんだよな。WWEなんかの興行はどうなんだろう?
ちなみについた頃は晴天、昨夜までの雨の残りを心配したのは杞憂だったが・・・
第1試合
井上雅正VS石川晋也
新人の石川と道場での先生役井上との対決というわけでプロレスの「てにおは」を確認するような内容。主力武器がドロップキックと首投げというのも昔の全日の前座っぽい。色々確認しながらやっている感じ。3発に1発ぐらいキツいのを入れながらやっていくんだけど、キャメルクラッチラッシュでギブアップ負け。分かり易くまとめてたなぁ。10分以上は粘ってた。
第2試合
谷口裕一VS大黒坊弁慶
前にUWFの興行で観たときは、大黒坊と折原を主軸にタッグだったと思うけど、大会場に焦っていたのかコーナーポストの段取りが良くなくもたついて失笑をかっていたのが記憶にある。で、入場してきた大黒坊は足を引きずって居てみるからに膝が悪そう。コレで試合をどうするのかと思っていたが、谷口が見事に試合を組み立てていたのには驚いた。
谷口が観客とのやりとりをしながら、いかにも初っ切りを思わせるような流れ。
ボディチェックの際にツルっぱげの弁慶の頭を詳しくチェックするようにレフェリーに促したり(笑)弁慶が重くて持ち上げられないと「だれか手伝って~っ!」(笑)子供やお姉ちゃんの声援には手を振るが、オバちゃんの黄色い声には知らぬふりをするという(笑)良い感じで暖まる。
酒が飲める人だとビール片手に観戦するともう絶好調のような気がする(笑)
最後は動けない弁慶に捕まった谷口がのど輪落としでバンプしてフィニッシュ。こういう人がいると上手く機能するね。
第3試合
関本大介・小幡優作VSアブドーラ小林・GENTARO
これは関本と小林の「バカチンガーエルボー」を観てみたかったので楽しみだった。関本は筋肉つけすぎ(笑)横幅がものすごい。ただ、プロレスの動きに関しては今一歩だった。外に対するアピールがイマイチだね。ただ、小林をするっとアルゼンチンバックブリーカーに持ち上げる力は凄い。悪いところは中西に似ないで欲しいなぁ(笑)小林はそつなく見せて地獄突きやデビルハンドチョップ、バカチンガーエルボードロップ、ダイビングバカチンガーエルボードロップとみたい物をちゃんとやってくれてうれしかった。
小幡とGENTAROは普通に良い選手。この二人が攻防をつくって、試合を形成し、そこにネタがおり混じるという。
勝利した小林組が次のメインイベントの勝利者賞の米俵を抱えて帰ろうとして、すかさず止められていたのも良かった(笑)小鹿が解説で「彼は経営する居酒屋の仕入れにしようと思ってますよ」と言ったのにも個人的に大受け(笑)リアルに一俵分の重さがあったみたいでかなり重そうだった(笑)
あれだけあれば狙うよね(笑)
怖い面を出さなかった小林は子供に大人気。試合後も客席に座って子供たちの写真要求ににこやかに応じていた。
ほのぼのとするなぁ~。
決まり手は最近のプレス技に疎いからなぁ(笑)前方一回二分の一ひねりからのプレス技(トペっぽく頭が当たった)からGENTAROが小幡をフォールだったはず。なんか格好良い名前がついているに違いない。
今回楽しむことに集中してメモも取ってないから。
第4試合
伊東竜二・"黒天使"沼澤邪鬼VSシャドウWX・佐々木貴
デスマッチヘビー級歴代チャンプがそろい踏みのメイン。沼澤とかはデスマッチしか観たことがないんでどこまで普通のことができるのか心配だったんだけど。
沼澤は分かり易い出で立ちなんで、今までフレンドリーだった子供たちがどうなるかを観察。案の定逃げ回る(笑)うれしいことに席の横を音だけのチェーンソーを持って割って入ってくれる。
こういうサービスは良いよね(笑)昔、後輩がタイガージェットシンに追いかけられていたのを「楽しそうだなぁ」と眺めていたのを思い出して一人でほのぼのとする。
試合がどうなるかなんて心配は無用で、色んな引き出しを見せながら、場外乱闘もしっかりしつつ、楽しむ、楽しむ。技の重量感はやはりこの試合が一番で、最後はご親戚?の声援が凄かった佐々木がちょっともたつきながらツームストンパイルドライバーの体制から尻餅つくタイプの技で沼澤からピン。エメラルドフロージョンと同型のD-ガイストではなくて新型Dガイストの方かな?沼澤はリアルに側頭部を打ったらしくってその後の流れでもしきりに首を気にしてた。
でも、4人が残ってそのまま写真撮影会、伊東とか佐々木とかはストーリーライン上は後楽園まで仲良くしちゃ駄目ジャン(笑)
新聞風チラシは読み応えのある内容で(笑)良かったし、非常に満足感高いイベントだった。
しかし、オチはその後に。そのあとフォレオで買い物してると向こうからアブ小がリングコスチュームのまま上半身裸でテクテク歩いてきた絵面には笑ってしまった(笑)ホントにテクテクって感じ(笑)しっかり握手させて貰ったけどね。
血が苦手なんでデスマッチ戦はあれだけど横浜プロレスだったら見に行けるかなと思ったし、ここまでやるからファンがついてくれたんだなぁと思った次第だ。
今年はもう少しプロレス観たいなぁ。
大日本プロレス
URL= http://www.bjw.co.jp/
P.S. しきりに言っていた「公式戦」という定義を是非聞いてみたいものだ(笑)
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