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2008.05.22

博物館企画展2題

 ひとつは「渋澤龍彦回顧展」、もうひとつは「井上雄彦 最後のマンガ展」だ。

 知り合いにそういうと、たぶん「この二人がお前とどう結びつくのか」という話になりそう。

 実は渋澤龍彦に関しては小説家というよりは、エッセイストとしてしか触れていないので申し訳ない気分だ。

 「物」、特に「玩具」や「博物学」に興味が強かったころに雑誌「太陽」に書かれていた記事から興味を示し「夢の宇宙誌」などをほんの少しかじっただけし。幻想文学の大家としての評価は後になって知ったぐらいで、それもお化けからアプローチした東雅夫系統の話からである。

 だから亡くなった話とかも後で知ったし、知り合いがものすごく傾倒しているなどごく最近まで知らなかった。

 似たようなアプローチに荒俣宏がいるのだが、彼のほうは小説のほうが稀なので、間違ってはいないだろう。

 この回顧展は何が展示されているのかがわからないのが二の足を踏んでいた理由なのだが、終了が迫ってきたので、行って見ようかと思い出した次第。

 神奈川近代文学館「渋澤龍彦 回顧展 ここちよいサロン」
 http://www.kanabun.or.jp/te0159.html

 「井上雄彦 最後のマンガ展」は単純にあのべら棒に巧い漫画家の絵が見られるチャンスというだけで足を運びたい。正直、「スラムダンク」のころはさして好きではなかったし、いまだに通して読んでるのは「バガボンド」くらいで、熱心なファンでもない。

 全館描きおろしというのには本当に魅かれるのだ。

 とにかくあの空間把握力というかまるでCADのような、自分が思った絵を腕で確実に平面に描き取る力ってのは本当に単純な訓練じゃできないことで羨ましく思う。ぜひ肉筆画を見てみたいものだ。こちらは少し閉会に余裕があるが、暇なときに見ちゃおうかなぁといった感じ。

 上野の森美術館「井上雅彦 最後のマンガ展」
 http://www.itplanning.co.jp/ticket.html
 http://www.ueno-mori.org/special/2008_inouetakehiko/index.html

 上野まで足伸ばすなら、いろいろセットで考えたいなぁ。しかし、入れ替え制でないとはいえ、(たぶん入館口の混雑緩和だと思うが)時間区切ってるってのはよほど混んでるのか(^^;

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