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　「スピードレーサー」があるので、今期から加入したCATVやGyaoの「昭和TV」などで原作アニメ「マッハGOGOGO」を観た。1967年頃の黎明期のテレビマンガ（当時まだアニメなんてノは一般的な言葉ではなかったはず）だから、作画なんてのも相当ひどい。

　未だにあのマッハ号のデザインは格好良いと思うし、主題歌も好きだ。後にガッチャマンの主役もやる森克至（当時、田中雪弥）はハツラツとかっこいいし、愛川欽也の姿が絶対想像できない覆面レーサーも渋い・・・こういう印象は見直した後もあまり変わらない。もちろん色々さっ引いてのことだが。

　ただ、10本以上観たのだが、レースの話はあるもののレースの攻防がキモになっていた話が1本しかない。これのではレースアニメとは言えないだろう(笑)ほとんど無国籍ヒーローアクションだ。

　知っている人は知っていると思うが覆面レーサーは主人公の兄であり、同時に国際的なエージェントとしても活躍していて、ギャングやマフィア、はたまたもっと巨大な悪役との対決もある。

　レースの攻防がキモになった話だって、一台のレースカーのボディが盗まれた金塊を加工した物で密輸に使われていたため、レースの中で解決しようとした結果の物だ。純粋にレースで名をあげようとかそんな話ではないところが後発の「マシンハヤブサ」なんかとも違う。

　じゃあ、面白くないかというとそんなことはない。ノスタルジーもあるし相当強力な脳内補完装置も必要なのだが、短期間で10本以上観ても飽きない(笑)面白さだ。

　だいたい観た感じ、間違いなく車やレースの知識が乏しい状態でこのアニメ作り出してる。知っていたらそんなこと絶対描かないようなことが散見される。(レースカーにトランクがあって公道も走ってる(笑)とか)海外旅行も珍しかった頃だし、こういった方面の知識もおかしい。くり坊と三平（チンパンジー）がマッハ号やらのトランクに忍び込んだり、貨物室に忍び込んで他国にはいるなど「密入国も甚だしい」し、そもそも「凍え死んでるだろ」とか突っ込みながら観てるのも楽しかったりする。

　後に作られたリメイク版はこの要素が薄まりすぎた・・・かと思えばタイムボカンシリーズのような展開になって、スポンサー（現在は親会社だが)も降りちゃって打ち切りになったわけだが。

　今度の「スピードレーサー」はこんな部分が再現されてるんだろうか？こういう本当の荒唐無稽さが生きたバカ映画だったらたぶん周りがどんな評価でも、今のオレは満点つけそうだなぁ(笑)

　もちろんマッハ号は格好良くないと行けないんだけどね(笑)

Gyao昭和TV
http://www.gyao.jp/showa/

スピードレーサー公式サイト１
http://wwws.warnerbros.co.jp/mach5/

SPEEDRACER公式サイト
http://speedracerthemovie.warnerbros.com/