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2008.08.24

「クローンウォーズ」インプレッション

 変わったかと言えば変わったし、変わっていないと言えば変わっていない。

 どっちかというと出来るから作りましたみたいな感じで、個人的にはあまり面白くなかった。

 いや、出来そのものは良いと思う。向こうの人好みのアニメにもなっていると思う。でもコレをわざわざ改めて作る意味があまり感じられなかったのだ。スターウォーズのマニア以外にこの話を楽しむ人って居るんだろうか?しかしストーリーは平坦で凡作・・・というより駄作と言っても良いような状況だ。

 基本スターウォーズの映画は、展開が似ているのですでに6本もある話にもう一本くっついただけのような印象。しかも前後と関わる大きな主人公の精神的起伏が何か見えるわけでもない。コレもシリーズの特徴だけど宇宙空間の移動シーンとか、ものすごくつまらないので省かれていて、ワイプが終わったら到着しているという(ワープで移動しているから)流れなんだけど、超移動に世界観の破綻はあまりないけど、逆に壮大感が殺がれてしまって、隣の家でも行ってるような感じなんだよなぁ(笑)

 まぁアニメにしたことでアクションシーンではドロイドとの部分でダイナミックに成ってたりするんだけど、見所はそれぐらい。それも他のアニメと比べて凄いわけではなく、スターウォーズとしてはちょっと新しいぐらいで、サプライズには成らないし。

 もはやお約束(見てる人にはアクションプロットの手抜き)としか思えない高所での細い道での戦いがまたあったり、何だかなという感じだ。

 その上、意味ありげにネタ振っていたのでその辺が終盤の山かと思った、パダワンのアソーカとの別れのエピソードも無かったので、「これからつじつま合わせの話を描くから観てね」という柳の下を当て込んでるようで、どうもイヤだった。(テレビ版で何か書いてるのかも知れないけど、そんな狭いパイ向けの話はよして欲しいね。)

 とはいえ、観た印象が「『スターウォーズ』を観てるような映画だった」のは事実で、コレで補いたいエピソードがあれば、アニメ版で十分なことも分かってしまった。人が出るよりは若干制作費が抑えられるだろうから、作りやすいのでは?

 スターウォーズは全部押さえる的な人以外にはあまりおすすめできない映画だった。

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