「デトロイト・メタル・シティ」インプレッション
原作を最近買ったコンビニ限定のダイジェスト版しか知らない自分は、どこまで再現してるかとか、そんなことは余りよく分からない。
ただ、「ギャグを観る」という目的だけで映画を観たなら、とても笑えて楽しかった。
まぁギャグなので中身を言うのははばかられる。ダイジェスト版で知っているエピソードなどは組み替えてあって、必ずしも原作通りではないけれど、笑えた。この手の映画で一番懸念されるライブシーンなども気恥ずかしくなるようなところが無くてそこに一番感心した。
個人的にはジャック・イル・ダーク(漫画とは全然違うんだけど)がジーン・シモンズなのは本当に演技は出来てないんだけど、なんだかオーラがあって良かった(笑)し、音楽的にどうかは別にして、観た者に「そうそうそういう感じ」と思わせる分かり易い曲をしていて、この辺もうまく行っている。そういえば元メガデスの人なんかも。
そもそもオレってば、普通のヘヴィメタルとブラックメタル、デスメタルの区別が怪しいんで(笑)さらに言うとハードロックとの境界線も怪しいレベルなんで(笑)
で、この映画は松山ケンイチの奮闘がなければ確かに出来ていない。彼はこういった外を変えたりすることには全く抵抗がないのかも知れないが、多分どれも素じゃないよね。こういうのは面白い。けど、社長の松雪泰子のがんばりもかなりなもので、もうこの人以外の人をキャスティングできないだろうというはまり役だ。
あと、この映画にそんな物を求めてどうするんだと言う話だが、最後クラウザーさんの上京シーンの流れで東京駅丸の内側(オアゾの前)を通って、わざわざ海側の月島に行ったりして、最後に多摩のパルテノン多摩(総合博物館であって、コンサートホールもあるがそこは使ってないと思う。それから外観もCGでいじってある)が到着地点だったので、移動には違和感があったな(笑)
クラウザーさん体力あるよ(笑)
前半のナレーションが少しくどいというか、ウザいかな?それからオチはもう少しひねっても良さそうだったけど。
OPのアニメーションは格好良いので必見。エンドロールも最後まで観ておきましょ。
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» 「デトロイト・メタル・シティ 」才能の浪費、笑えない [soramove]
「デトロイト・メタル・シティ 」★★
松山ケンイチ 、加藤ローサ 主演
李闘士男 監督、2008年、104分
これは松山ケンイチの映画だ、
リアルを排除して徹底的に作りこんで
役者に徹している。
役者としてこんなことも出来るんだよ!と
満面の笑みで、演技...... [続きを読む]
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