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2008.09.29

「アイアンマン」インプレッション

 「スピードレーサー」や「ダークナイト」が無ければ自分の中でも今年最高、一番おすすめの映画に成っていたに違いない。

 いや、元々今年の映画で自分がもっとも期待していたのはこの「アイアンマン」だったのだ。

 実際は隙だらけなんだけど脳天気なネタのようでそうでもなく。状況の深刻さは「ダークナイト」の上を行く。楽な気分でド派手なアクションを十分堪能できて非常に満足なんだけど、深読みすれば後ろ暗い感じになるかも知れない。まぁそれはそれって感じかな。

 登場編的構成だし、話は単純で、自分のコピーと戦うというのは「インクレディブルハルク」と同じなんだけど、メカ描写が楽しいし、基本的に始終笑顔で見ていられる。

 で、この映画で気づいたことがいくつか。

 最初に思ったのはって言うか見る前から思っていたんだけど、「スペクトルマン」のカラーリングはこいつ(のオリジナル)からだろうか?マーク3の初期デザインは金ぴかの下品な感じだったのがホットロッド風と言うことであの色になるんだけど、見ているホットロッドは黒っぽいデザインで、無理矢理感に笑った(笑)

 それからアクション演出が日本化しているってこと。そういって他を思い返してもそういう気がする。日本化と言っても日本の特撮物だけで無くって、アニメも含めてだけど。パワーレンジャー輸出が影響与えてるのかも知れない。

 たとえばマーク3になって空からアフガンに着地するシーンの間や同じくアフガンでの戦車へ小型ミサイルをぶっ放して、爆破を確認せずに振り向いて歩き出すシーンは日本的な見栄の切り方だ。(まぁ「ブレイド」とかもそうなんだけどあの辺はまだ香港映画風なんだよなぁ)

 戦隊とかライダーなら毎回のように見ているが、実は欧米作品でこんなのはあり得なかった。

 こういうところがここ最近のアメコミ映画が以前のアメリカンヒーローよりも格好良いと感じちゃう要素かも知れない。

 ともかく、日本での公開は逆になったが、「アイアンマン」から始まった2011の「アベンジャーズ」への一大プロジェクト、それまでにウルヴァリンのスピンオフ「X-MEN」や「キャプテン・アメリカ」の映画化が予定されているんだけど、あの恥ずかしいキャプテン・アメリカの意匠をどうブラッシュアップするのかがもっとも気になるところ。

 一番驚いたのはサミュエル・L・ジャクソンがニック・フューリーだったことだけど(笑)クリソツと言うか、モデルがそのまま演じるなんて(笑)

 もちろん「アイアンマン2」も楽しみだなぁ。

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コメント

しーっ!

それは聞いちゃダメだってば(笑)ニセ科学の固まりなんだから(笑)

マジレスしちゃうとパンフによれば、足のはジェットエンジンらしいけど(そもそもアフガン往復の燃料タンクは何処だよ(笑))、映画では言及してなかったと思う。昔の鉄人28号(古っ)が飛んでたのと同じで推力さえあればな感じなんだね。

手の方は試作中に絵で説明があって、胸のアークリアクターのエネルギーを直接出せるんだけど、それで姿勢制御してるらしい。おかげでいつもペンギン(笑)スタイルで飛んでるって訳。

おかげで飛翔し始めのシーンが凄くユーモラスで苦笑しちゃう。

これももっとも、アークリアクターって何だよってのが先にあるんだけど(笑)コミックでは周囲の電気的なエネルギーを集約して供給し直すんだけど、小型でそんな恐ろしい物があったら困るよなぁ。映画ではただの魔法の物。

コメントありがとうね。

夏のアメリカ旅行のときに帰りの飛行機で若干短い版をみたんだけど、素朴な疑問。

なんで飛べるの?
何が出てるの?足とか手から

映画は面白かったね。今週末あたり見に行こうかと思ってる。

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