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2008.12.22

「K-20 怪人二十面相・伝」インプレッション

 正直全く期待していなかった。白組の特撮を見に行く感じだった。実際、その通りで、着眼点もストーリーも凡庸だし、ニコラ・テスラを出してきた辺りからものすごく萎えてしまうのを筆頭に科学考証としてのもしもも不十分なので、アレなんだけど、アクション映画として非常に面白かった。

 主人公と明智については役者も上手くはまると良い味を出す事が改めて分かる。金城武も仲村トオルも本当に、声だけの演技は未だにダメだが、今作では見事にこなしている。他の脇を押さえる役者は子役まできっちり演技が出来ているし、見事なキャスティングじゃないだろうか?

 イメージとしてバットマンを引きずっているものの、それにヤマカシ風アクションを組み合わせたものは画面での説得力があって、非常に良かった。(後でスタントスタッフを確認して追記予定)

 伏線の張り方も親切で、分かりやすいが押しつけがましくない。

 最後のテーマ的な物は何だかとは思うものの、エンターテーメントとしてはお奨めできる。

 今作で一応年内の新たに見る映画は終わり。鬼太郎の別バージョンや気まぐれでWALL-Eを見に行くかも知れないけど・・・今年はかなり収穫のあった映画の当たり年だった。興業的にどうだったかは別にしてそこはそう評価したい。

 年始は「ザ・ムーン」(ジョージ秋山の名作ロボット物ではない)からスタートの予定。さてどうなるかなぁ来年は。

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