2008年国内映画興行収入発表
今年は少し早かった所為でもう大新聞とかで記事になっているので出遅れたのだが、2008年の映画興行収入が発表された。
(社)映画製作者連盟のページ
URL= http://www.eiren.org/toukei/index.html
端的に言って邦高洋低という日経の見出しの様相が顕著だ。しかしこう見ると不思議な並びだなぁ。
邦画は出来は別にして自分が見たいと思ってたものや人が足を運ぶだろうなぁと思っていた者が堅調に上位にあって、なるほど感があるのだが、洋画はそう思っていたものが、結構低い。
この辺になんだかこの状況の秘密がありそうだ。
というのは自分がそうだったからというのは乱暴だが、洋画は映画館に行っていて、そこで予告編を見て面白そうだと思ってみたのが多いのだけど、邦画はそうじゃない。テレビドラマの続きだったり、テレビで宣伝されて、結構事前の露出が多いものが多かった。洋画の宣伝はネットとかの口コミに期待しすぎなのでは?それから秘密主義が災いして、日本で見に行きたいシーズンに見たい映画が少なかったり大量にかち合ったりする事も去年は多かった。
ハシゴしてみたり、泣く泣く諦めたものもあったりした。
昨年は全般的に邦画も洋画も良い物があった。邦画は順当な順番だと思う。ライダー&戦隊がまたも10億切っているが、回数を重ねたことと、どんどんコアの客市場がシュリンクしていくことを考えると、これは避けられないだろう。
驚くのはあの内容で150億稼げる宮崎駿ブランドの怖さ。それから東宝の数の多さだ。
自分が見た邦画はこのランクの中で函の順番だが、「隠し砦の三悪人」が入って無くて良かったとか、小品でも面白いのはあったのになぁとか思った。
個人的にこの見たヤツに順位を付けると、3,7,22,14,21,20の順番になる。
3 容疑者Xの献身 49.2 東宝
6 20世紀少年 第1章 39.5 東宝
7 ザ・マジックアワー 39.2 東宝
14 デトロイト・メタル・シティ 23.4 東宝
20 少林少女 15.1 東宝
21 ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌 14.5 松竹
22 ハッピーフライト 13.3 東宝
一方洋画で見たものは下記の通り。
1 インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国 57.1 パラマウント
3 アイ・アム・レジェンド 43.1 WB
4 ライラの冒険 黄金の羅針盤 37.5 松竹/GAGA
5 ハンコック 31.0 SPE
9 ウォンテッド 25.0 東宝東和
15 ジャンパー 17.4 FOX
16 ダークナイト 16.0 WB
18 ザ・ハプニング 12.3 FOX
19 イーグル・アイ 12.2 角川/角川エンター
20 クローバーフィールド HAKAISHA 12.0 パラマウント
正直アイアンマンが入っていないなんて信じられないし、ダークナイトがこんな成績なんてのは・・・(笑)それに、個人的にお気に入りの「ノーカントリー」「バンテージポイント」この辺がランクインしてないのは本当に信じられない。「スピードレーサー」は劇場で入ってないのをひしひしと感じていたので仕方ないと思うのだが。
大体ランクインしたものでも自分が順位を付けるなら、上位が16,19,20で後はドングリの背比べだなぁ。
いや、「ザ・ハプニング」は無いわ。
全体的には客が増えているし、好調なんだけだし、これらの結果のデータでは確かに報道されたとおり何だけど、誘導するためにやったことに対しての評価をちゃんとやってかないと、洋画が堰を切ったように落ち込んで、一気に足を引っ張りかねないなんて事もあるんじゃないかな?
まぁもうちょっと頭冷やしてから考えることにしよう。
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