今更ながら「ルパン音頭」のマッチングに気づく
「ルパン三世」というと一番人気のあったのは2期である「新ルパン」だろうけど、少し通ぶると初期の方が良かったとか、初期でも前半がとか後半がとか、まぁそんな話題で仲間内では盛り上がったりする。
でも2期は最初のアニメブームの渦中にあったので、拾い物もある、宮崎駿の絡んだ「死の翼アルバトロス」「さらば愛しきルパンよ」の2本、それから映画だ。
前にも書いたけど今もはやルパンというと「カリオストロの城」の枯れた優しい印象だけのルパンを求めてる人たちが居る。けど、映画としては最初の通称「VSクローン人間」の方が面白い様に思う。
その最後を飾るのが突拍子もない歌、「ルパン音頭」だ。
その音源が昨年末、単独でCDで発売された。映画ではNATOの爆撃にさらされながら逃げまどうルパンと銭形をバックにこの曲がかかる。ものすごくシュールだ。最初見た時はもっと格好良い曲にすればいいのにと思っていた。大野雄二のいつもの格好良いスコアで良いではないかと。
だからと言うわけではないが、多分当時は売れなかったはずだ。少しでも売れていたら、カップリング曲ともども幻の音源には成らなかっただろう。友達の中でも賛否両論だった様に思う。もちろんどっちかというと否の方が多い(笑)
しかし、何度もこの映画を観て、聞いてるとだんだん合ってる様に思えてきた。逆に他の曲が良いかどうかは分からないなぁとすら思う様になってきて、いつの間にかこの方が良いと思う様になっていた。
で、コレをもう一度ちゃんと聞きたいと思っていたので、嬉しくて買ってしまった。
今回聞いてみてやっぱり思った。この方が良いと。今聞いても映画の深刻さと比べてシュールでかけ離れている様なんだけど、何となくこの歌の中身は映画の中で失った「ルパンの夢」のような気がするのだ。
そもそもルパンって何のために盗みを働いているんだ？って考えたことないかな？あの爆音の中であわてふためくルパンを音頭で踊っている様に見立てて、そこで「ルパンの夢」が戻ってきたと言うメタファーなのではと・・・ちょっと考えすぎだろうか？
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コメント
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やっぱり同じように感じている人がいるのですね。
私も結構シリアスで重い複製人間のED
にルパン音頭が流れるのは
初見こそ違和感ありましたが
何回も見るにつけどんどんそのミスマッチが
クセになってしまいました。
ただWikiを見ると監督の降板騒ぎにもなったようで
意図された演出ではなかったようです。
でも少なくとも私にとってはルパン音頭あってこその複製人間ですね。
一番好きな劇場版は私もバビロンの黄金伝説です。
あの作品もいろいろあったようですね。
カリオストロも好きですが
３０を過ぎるとさすがに青臭さが鼻につきますね
ちょっと気恥ずかしくて見れないというか
最後のシーンも１０代の頃はなんともなかったんですが
今見るとキャラクターより台詞が先に立って
ちょっと無理があるかなあと思ってしまいます
言わされてるというか芝居がかってるという感じで
作品としては面白いと思いますが
投稿: まったくの通りすがり２ | 2014.03.28 23:25
たまたま「ルパン音頭」で検索していたら辿り着きました。
ただ、あなたの書き込みが私の意見とあまりに似通っていたので、コメントさせていただきます。
私も子供の頃に「ルパンVS複製人間」の映画を見た時には、映画の最後に流れる「ルパン音頭」には？？という感じでした。 ところが大人になって、この映画を何度も繰り返してみるほどに、「このマッチングはすごい！」と思えるようになりました。
また、映画自体も子供の頃に見た時は「カリオストロの城」の方が断然面白いと思っていましたが、あの映画はアニメ映画としては、大変良くできていますが、“ルパン三世のアニメ”としては、ちょっと青臭すぎるのではないかと、大人になってから感じるようになりました。
いまは、「ルパンVS複製人間」の方が好きです。（本当は「バビロンの黄金伝説」が一番好きなのですが……変？）
故三波春夫さんの「ルパン音頭」があまりに素晴らしいので、私も本日「iTunes store」でダウンロード購入してしまいました。
投稿: まったくの通りすがり | 2011.11.27 13:34