「天使と悪魔」インプレッション
ラーメン食べに行ったついでに、デジタル上映が見られるのでその所為もあって観賞した。
中身のトンデモさは「ダ・ヴィンチ・コード」と何も変わらないというか、こじつけすぎるだろ(笑)と言わざる得ない。でも、中身はトンデモなんだけどそういうのに耐性があるとそこも包含して楽しめるというか、普通に見られる映画で、サスペンスアクションとしては楽しめた。普段あまり興味のない、ややっこしい設定もチャンとうまく説明してくれるので、安心していられる。まぁさすがにダ・ヴィンチ、ラファエロとかミケランジェロとかは名前だけでどんな絵書いていたかは分かるんだけどそれ以外の知識はこっちは怪しいからね(笑)
トンデモって言うのは「爆発物(笑)の反物質が輝いているのが見えるだけ問題だろぉ~」とかのあたり。キリスト教やギリシャ、ローマ思想あたりはもっとひどいのかも知れないけど分からないや(笑)とまぁ色々突っ込みたいわけだけどそれなりのSFっぽいマインドでごまかしてあったので良いことに出来るぐらいの寛大さは必要。
あとは5kトンの爆発力描写に疑問があったりするけど。(対消滅で爆発する時にはさすがにガンマ線とか出ると思うんだが)TNT火薬が確かに5キロトンもまとまってあったら大変そうだ。位で良いのかな?
楽しめたんだけど、全体としての焦点はぼけている。自分の力点がどこにあるのかはよく分からない。謎解きはこじつけだし、ドラマの核である心理サスペンスとしてもイケてるとは言い難い(笑)ただただ、矢継ぎ早に危機が訪れてそこを脱する主人公とここはこんな形で撮影許可撮れないはずだからきっと合成だろうなぁとかそういう穿った視点の楽しみカタでにやにやしながら見ていたような気がする。
最後のどんでん返しもおおよそ最初の方で予想がつくので、びっくりはしないがそれまでのミスリードでうまく良い感じにランディングしてくれたのは良かったのかも。
でもまぁどっちにせよ「誰それの演技凄い」とか「どこそこのシーン凄い」とか言うこともなく最後まできっちりと見せて、それなりに感慨が去来する映画ってのは、ついでで見た割には良かったんじゃないかなと。
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