「サマーウォーズ」2ndインプレッション
観ちゃったんだな。コレが(笑)
2回観ても泣けるところは泣けるし、良い物は良いと確認した。
いや泣けるから良いわけではないけれども、演出上そうやって重ね合わせを見せられて得心していく自分が気持ち良いのだ。これはやっぱり見事な演出のなせる技だろう。
野暮なことを言えばいくらでも矛盾を突けるし、「時かけ」のように作画は安定していないから顔もガンガン変わるんだけど、それでもコレを傑作だとオレは言い続けたいって気がした。
愉快犯の件で初めて悪くなった自分のアバターを観たケンジの顔が悪いアバター風にたれ目になったりとか、アニメじゃないと表現できない文法にわくわくするし、状況変化に応じてメタファーの念押しになっている高校野球の県予選とかそういう細田監督らしいところは本当に好きだなぁ。
演技者では主人公よりも栄ばあちゃんの富司純子の良さが前半、最後の奮闘シーン。亡くなった後の手紙の部分に出ている。きっと読むだけなら、ずっと上手い人がいると思うけど、品の良さみたいなものが漂うのは本当にはまっている証拠だ。永井一郎は実力は分かっているものの、ピタリとはめてあって、この人は他の人を考えつけない。コレもまたキャスティングは見事だと思う。
最初にバイト募集に来たときの夏希の作為的なアイドルポーズとか、ああいうのも良いよなぁ。わざとやってる風が見えるように動くって言うのが良い(笑)
音楽は全般に印象が薄いんだけど、夏希からのメッセージを受け取った侘助のシーンとか印象的だった。それから実はファンでありながら一番心配していた山下達郎も終わってみれば杞憂だった。
買うのがDVDなのかBDに成るかは分からないけど、一つ一つ観ていきたくなる。そんな映画だった。
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