「クヒオ大佐」インプレッション
インプレッションには間違いないんだが、あらすじを知りたい人にはまず向かないだろう。
というのは、途中退席してしまったからだ。
映画を見始めてどうしても気が散る。こういう事は今まで2度しかなかった。
別に周りがうるさいわけでも、こっちに気になることがあるとか次の予定がとかそんなんでもない。ただただ映画がつまらなくてこんな物に時間を取られて良いのかという強迫観念の方が勝ってしまったのだ。
過去2度の経験の時は、今はもう何を見たのかすら忘れているくらいだから、あまり期待もしていなかったし、それほどひどかったのだと思うけど、今回は前売りを購入して楽しみにしていたので、本当にショックだった。
念のため説明しておくと「クヒオ大佐」というのはもう20年は前程にちょっと有名だった結婚詐欺師だ。
明らかに見た目は60歳くらいの英語もろくにしゃべれない男が、何故か女性数人を相手に結婚詐欺を働いて、何故か総額1億ほど手に入れたという話なのだ。
今回はその何故かの部分が知りたかった。あるいはそんな見え見えのウソに簡単にはまる女を笑い飛ばすギャグを期待していた。
しかしそれは冒頭見ていた限りでは微塵も感じられなかったのだ。ただただ痛い。いたたまれない。そんな感じしかしなくって、見続ける気持ちが続かなかった。
もしかしたら上手い展開がこの後あって、全部見ると面白いと思えるのかも知れない。しかし、見続けさせる工夫も必要だと思うのだが・・・とにかく自分は珍しく期待値に対してマイナスを感じそれでもその場に居たくなくって、劇場を後にした。
そういう楽しみ方をしたらこの映画を楽しめるのだろう。
役者は頑張っていた。オレにとってはスタッフ側の問題だ。
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