「イングロリアス・バスターズ」インプレッション
面白かったかと言えば、面白かった。
だが、この映画には大きな2つの敷居があるので他人には勧めづらい。
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面白かったかと言えば、面白かった。
だが、この映画には大きな2つの敷居があるので他人には勧めづらい。
平坦なストーリーをシーンの緊迫感とシチュエーションだけで引っ張ってるだけだし、「トンデモ」ネタにツッコミ所もあるのだが、まぁ画面を見逃せないという意味では、本当に良くできている。
ホント話は平凡だ。
でもこれ意外に侮れない映画なのだ。
オリジナルはもはや古典であり、その話は誰もが知っているだろうと思う。
それを今やる意味はサブプライム問題以降のこの混沌とした経済にお金持ちに対して、反省を促すべくと言う風にお金がない観客が取ってくれるだろうとお金持ちの映画会社が考えたからだろう。
物語は本当にシンプルだ。
この秋に登場予定だった「大魔神カノン」制作が遅れているからかそういう予定にどこかで変わっていたのかは知らないけれど、来年春頃になっているそうで残念。
とは言ってもネタがネタなので興味は尽きない。今出てるビジュアルは激怒前のヤツなんだろうか?「カノン」は「観音」と関係有るのかとか勝手に妄想中。
プロデューサーは高寺さんなんだけど監督に坂本太郎が入っていたり、シナリオは大石真司他2名居ると言うこと。そのうち一人が初めてと言うことはもう一人は知った人だと言うことだ。誰なんだろう。
大魔神カノン 公式サイト
URI= http://www.dm-kanon.com/
この映画を最初に知ったときに感じたミステリー色の強さは実際はなく、その後、映像から感じていた少し寒々しい感じだけは確かにあったものの、見終わるとなんと言うこともない日常に、少し感謝したくなる映画だった。
先週は「ロボゲイシャ」への誘惑を断ち切れず、観るのを見送ったので今週観賞した。
いかにも「大作」と言った面構えで、「沈まぬ太陽」でなければ100点満点で80点は固いところだろう。3時間半にも及ぶ超大作なのだが、全く長さを感じさせない。「10分休憩」の表示が出たときに「もう半分?」と時刻を確認したくらいだ。
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早野 龍五・糸井 重里/著: 知ろうとすること。 (新潮文庫)
淡々と行われた早野さんの行動を糸井重里との会談で表していく。その過程が胸を打つ。強い意志で本当に素晴らしい仕事をされた。その過程を知るのに最適な書だ。残念ながら何かの秘密が解き明かされるわけでは無いのでそういう方はもう少し別な本を探された方が良い。 (★★★★★)
山岸 きくみ/著: 誰にもあげない (幻冬舎文庫)
三池崇史監督作「喰女~クイメ~」の脚本家によるノベライズ。映画よりもミステリー小説的な書き方になっていて、楽しむ視点が変化している。情報補完をかねて映画を見てからの方が楽しめるのでは? (★★★)
原田 実/著: 江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統 (星海社新書)
と学会の歴史担当?原田実の「江戸しぐさ」検証本。偽科学ではないが、教育の場にまで忍び込び、恣意的で危険な思想なりかねないオカルティックな偽史の発生と発展をひもといて、まさしく正体を突き止めようとしている。問題はこのことが現在進行形で時の政府と結びついてしまったこと。情報を共有し目を光らせなくてはいけない。 (★★★★★)
松田 卓也/著: 間違いだらけの物理学 (学研科学選書)
疑似科学批判者として著名な松田氏の最新作。ただし、今回は物理側も間違うことがあるという例を自分の体験を踏まえて紹介していて、しかもその中身が今も間違ったまま流布されている物があるところが味噌。
批判眼と科学者としての矜持が垣間見え面白い。
個人的には揚力の話が一番面白かった。 (★★★★★)
ヤマザキマリ: プリニウス (1) (バンチコミックス45プレミアム)
こういう話は好きで、語られる蘊蓄が今の視点では浅はかに見えても、その当時どうだったのかはまた別の話。こういう貪欲な知への欲求があったればこそ、現在に至るわけで、そしてそれはこれからも変わらず進み行く物だと思う。 (★★★★)
ハシモト: ニーチェ先生~コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた~ 1 (コミックジーン)
「となりの関くん」見たいな、他人観察型の視点の漫画。この手の話だと長く続けられないよなぁと思いながら読んでるとネットで見たようなネタが。どっちかがオリジナルんだろうけど、1巻は珍しく紙の方で買った。 (★★★)
桜井画門: 亜人(4)
(★★★★)
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