「レイトン教授と永遠の歌姫」インプレッション
落胆するところ感心するところが混在したそんなアニメだった。
落胆するところというのはゲームからしてそうなのだが、この話が時代考証など考えていない雰囲気だけの話だと言うところだ。
直前に出た「レイトン教授と悪魔の笛」でもデジタル賛美の台詞があるのだが、おそらく未だコンピュータすらも言葉がなかった時代だし、車はいざ知らずあの形のスクーターもなぁ・・・とか言い出したらきりがない。
こういった古い時代風の場合、現代科学やそれ以降の物が出るときに天才や偶然の産物のようなオーバーテクノロジーの産物であるというのはまぁ許せるんだけど、一般化された物にそれが混じっている仲間内で言っている"オーパーツ"状態の物が見つかるとやっぱりなんだか許せない(笑)
今回はスクーターもそうだけど、中盤に出てきたチェーンソーにもの凄く引っかかっている。空飛ぶから傘、小型ヘリコプター、終盤のアレには目を潰れてもこういった物の方に引っかかるのだ。
じゃあ感心したのは何だったのかと言うと、声優の起用だ。(大泉と堀北はその役としては頑張っているが・・・渡辺篤郎と相武はなぁ・・・)
このゲーム声優専業でない人を起用する傾向が強いのだが、決して軽視していないと言うことがよく分かった。オーディションで選んだのか最初から指名だったのかは分からないが水樹奈々のジェニスは色んな要素から専業声優でしかも歌が上手くなくてはなしえない。
感動的なシーンで彼女が欠かせないからだ。
声色の使い分け、歌はもう少しオクターブが上で演歌臭さが抜けてると良かったが、見事だった。ナゾがしょぼくても声優の技量と演出で乗り越えた。
アクションシーンは及第点以上には良くできているし、作り込みが足らずにCG臭いシーンはちょっと残念だったが、全体的には安心してみられるアニメだったと思う。
まぁ対抗馬に化け物になった「ワンピース」とか無ければよりよかったのだろうが。
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投稿: 日本インターネット映画大賞 | 2009.12.25 02:04