「猿ロック THE MOVIE」インプレッション
辛口にならざるを得ない(笑)
ネタ的にはおもしろいし、実際おもしろく作れたはずだと思う。けど、おそらく「鍵を開けたら闇組織と警察に追われるという話に巻き込まれた」というワンアイデアだけで作ってしまったのが本作。
早くも今年のワースト1候補に出会った。
・・・そんな感じだ。
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辛口にならざるを得ない(笑)
ネタ的にはおもしろいし、実際おもしろく作れたはずだと思う。けど、おそらく「鍵を開けたら闇組織と警察に追われるという話に巻き込まれた」というワンアイデアだけで作ってしまったのが本作。
早くも今年のワースト1候補に出会った。
・・・そんな感じだ。
劇場公開というよりはプレミアムビューイングてな感じなんだけど、とても高画質で劇場で観た方が良いかもと思った。
だから第2作からも劇場にかかると良いなぁ。
年明け最初の観た映画、観たい映画のまとめ。
思惑通りには行かず(笑)面白くないものは観たくないので割と積極的に情報を取るので年末の記事<http://ja-bow.txt-nifty.com/netvalley/2009/12/20100-0f28.html>からかなり変わった。
まずはリスト外した映画の理由から書いておこう。
「かいじゅうたちのいるところ」はやはり暗さがどうも。子供が楽しめないと、本来目指していたはずのものができあがっていないわけだから独りよがりなファンタジー風味の映画になりそうで、観るのをやめた。原作は人気があるとはいっても薄い絵本なのだ。メディアを選ぶ内容だろう。
「ミレニアム/ドラゴン・タトゥーの女」原作通りなのだそうだが、事件が解決していないのだそうだ。原作はこの続きがあるらしい。シチュエーションだけが気に入っていたので、話が完結しないのを分かってみるのは・・・と、ちょっと視聴を臆した。
「食堂かたつむり」これは出てくる料理のレシピを知ったから観るのをやめた。料理が肝なのに料理がまずそうなのは困る。小説で読めば大丈夫なのか?
さてそれじゃ観たやつとこれから観るやつの話。
何よりマンデラ美化されすぎだと思うし、フィクションとしての筋立ては緩い。誰でも書けるような定型の話だ。
しかし、観たらわかるが見事に監督の術中にはまって、感動し、指導者たる者どうすべきなのかということを考えるようになる。
クリント・イーストウッドはすごい監督だ。
久々に「レスキューファイアー」の話から、どうも後半の緊迫したシーンとか映画の印象が強い所為か、レスキューフォース側の人間がおちゃらけすぎに見えてしまう。というか同じ人がやっているのにどうしても「ファイアー」っぽくなっちゃうのは残念だなぁ。
その点藤岡さんはぶれないんだけど(笑)
せっかくのダブル1編にもかかわらずそういう盛り上がりがなくて残念。系列になっているとはいえ一応制作会社も違うわけだし、まぁ熱さはギャグにしかならないのかね。もはや。
例年通り、1月末に日本映画製作者連盟<http://www.eiren.org/>から2009年映画興行収入の統計データが出た。
昨年は「ポニョ」のおかげで東宝一人勝ちと言われたが、今年も全般的に東宝が強い物のポニョほどの効果はなかったという話だ。
邦画・洋画合わせての一位はイケメン俳優ばかりずらっと揃えた「Rookies」。個人的には邦画10位くらいまでは人気があるなぁとは思うが見に行きたいと思ったのは少ない。
意外だったのは「私は貝になりたい」があんなに高位なのと「サマーウォーズ」がふるわなかったこと。
「私は貝になりたい」は中居正広主演としては低いのかも知れないが、前評判も実際に見た話もさして良い物はなかったし、パッと見動員もなかったように思うのだが・・・何故?
「サマーウォーズ」は中身は良かったし、初日の動員は掛かっていたようだったが息切れが早かったのだろうか?残念だ。コレで又日テレがジブリ偏重に戻るかも知れない。
年末に盛り上がった「One Piece」は今年分に集計なんだろうか?東映アニメーションなので事業報告で分かるとは思うが、「ポケモン」に迫れたのかな?
洋画の方はほとんど見ていて・・・笑った。面白かった順位とは違うけどそれ何なりに納得感がある。今年分に計上される「アバター」が何処まで数字を残すかが興味深い。
(後で追記)
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 |
早野 龍五・糸井 重里/著: 知ろうとすること。 (新潮文庫)
淡々と行われた早野さんの行動を糸井重里との会談で表していく。その過程が胸を打つ。強い意志で本当に素晴らしい仕事をされた。その過程を知るのに最適な書だ。残念ながら何かの秘密が解き明かされるわけでは無いのでそういう方はもう少し別な本を探された方が良い。 (★★★★★)
山岸 きくみ/著: 誰にもあげない (幻冬舎文庫)
三池崇史監督作「喰女~クイメ~」の脚本家によるノベライズ。映画よりもミステリー小説的な書き方になっていて、楽しむ視点が変化している。情報補完をかねて映画を見てからの方が楽しめるのでは? (★★★)
原田 実/著: 江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統 (星海社新書)
と学会の歴史担当?原田実の「江戸しぐさ」検証本。偽科学ではないが、教育の場にまで忍び込び、恣意的で危険な思想なりかねないオカルティックな偽史の発生と発展をひもといて、まさしく正体を突き止めようとしている。問題はこのことが現在進行形で時の政府と結びついてしまったこと。情報を共有し目を光らせなくてはいけない。 (★★★★★)
松田 卓也/著: 間違いだらけの物理学 (学研科学選書)
疑似科学批判者として著名な松田氏の最新作。ただし、今回は物理側も間違うことがあるという例を自分の体験を踏まえて紹介していて、しかもその中身が今も間違ったまま流布されている物があるところが味噌。
批判眼と科学者としての矜持が垣間見え面白い。
個人的には揚力の話が一番面白かった。 (★★★★★)
ヤマザキマリ: プリニウス (1) (バンチコミックス45プレミアム)
こういう話は好きで、語られる蘊蓄が今の視点では浅はかに見えても、その当時どうだったのかはまた別の話。こういう貪欲な知への欲求があったればこそ、現在に至るわけで、そしてそれはこれからも変わらず進み行く物だと思う。 (★★★★)
ハシモト: ニーチェ先生~コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた~ 1 (コミックジーン)
「となりの関くん」見たいな、他人観察型の視点の漫画。この手の話だと長く続けられないよなぁと思いながら読んでるとネットで見たようなネタが。どっちかがオリジナルんだろうけど、1巻は珍しく紙の方で買った。 (★★★)
桜井画門: 亜人(4)
(★★★★)
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