net@valley

　まずなんにせよ。辛い話なのだ。感受性が強すぎるというか荒波にもまれていないカノンは何にでもすぐ凹む。それにどうも自分がついて行けない。同じ立場の響鬼の明日夢はその回か次回にはとりあえず回復することが見えていたし、何よりも助かっていたのは、破邪というか最後にはアクションシーンでちょっと話をワヤクチャにしてしまう仕掛けがと特撮ヒーローには存在していたので、救われていたのだ。

　この辺はヒーロー物に使われてきたやり方なんだろう。どんなに辛い話で最後にイデが格好良くまとめていてもウルトラマンがジャミラと戦うシーンでは何かが晴れていた。

　ところがこの大魔神カノンはいつ頃これが晴れるのか分からない。

　実際はもっと永遠に晴れない可能性があるのだがドラマだと救いが欲しくなる。

　30分という枠でとりあえず話にけりをつけるのにはフォーマットに乗っかってしまった方が楽だったはず。実際描いていても割り振りがとても大変だったはずだ。

　第1話は全体像を見せ、最後の方でアクションシーンがあるという感じで慣れ親しんだ感じだったが、2回、3回とつらさの方が前面に来ていてどうもつらい。

　それから自分が乗り切れていないのはこういうところもだ。

　「いのりうた」を中心に据えて展開させていくのは常套手段だし、「いのりうた」自身も嫌いではない。しかし、「いのりうた」をアレンジした曲が良くない(笑)というかあの曲をその経緯を知らない人には良い曲に聞かせるべきだと思うのだが、どうも良い歌に聞こえない。そこにすごくやっちゃった感があって、「うーん」と思ってしまうのだ。

　曲全部聴いたらよく聞こえるんだろうか？

　あと第3回は喜屋武ちあきがバイトの先輩で出ていたが、この演技もちょっとなぁ。いや下手とは言わないけど、昔のアイドル寸劇みたいなのりだったのはわざとなんだろうか？ものすごく好きなアイドルなのにこれは残念。

　後徐々にやせたのか気がつかなかったけど、最近の喜屋武ちあき痩せすぎじゃ？心配だ！

　とはいえ今日の夜も楽しみにしてるんでよろしくね・・・て「過飲」って飲み過ぎじゃん(笑)