「シャッターアイランド」インプレッション
果たしてこの映画は謎解きの映画なんだろうか?
最後に明かされる謎は割と早い段階でのメタファーでばれてしまうし、つじつまの合わないことはすべてそれを示しているので非常わかりやすい映画だった。(そういう意味ではとても正直な脚本だと思うけど)
だから、何というか「謎解き」の映画という部分こそが最大のミスリードで、映画を見せるための要素だと思う。
だから面白くないかというとそういうわけではない。2時間半ほどの上映時間全く飽きない展開で面白く観られた。
ディカプリオは容姿だけの役者だとうかつにも思い込んでいたが、演技は意外に達者で、面白い。まぁ若干過剰っぽいのだが。
他の役者もとても良かった。
何より混乱していく課程で自分の方が混乱しているような錯覚を与えてくれるので、上映後少し不安感が自分の中に残ってしまったくらい集中していた。
そして最後の台詞がその不安を増幅する。
でも今のオレはもう少し前向きな話が好きだな(笑)
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» 映画:シャッターアイランド Shutter Island “超”日本語吹替版の感想。逝って良し! [日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF STRUGGLE 〜]
久々にスコセッシがおもしろい映画をとった(笑)という噂の、シャッターアイランド。
けっこうハラハラドキドキな出来らしく、それなりに期待していたのだが......
えっ?!、となったのが、“超”日本語吹替版。
あまりに気になった(笑)ので、なんとか鑑賞した。
その結果は.....
逝って良し!
原語派の私としては、せっかくのベン・キングスレーのセリフは、ちゃんと本人の声で聞きたい。
ディカプリオはどうでもいいけど(笑)
しかも!
肝心のシーンがあるのだが、ここが“超”日本語吹替版では、ワカラナ... [続きを読む]
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