「レギオン」インプレッション
印象から言えば、この映画は「デビルマン」にインスパイアされた映画だ。
しかも、原作でなく実写映画版の「デビルマン」(笑)
ところが、意外にも観られる映画になっており、「おいおい」と思いながらも最後まで観て楽しんでしまえた。
ほのぼのＢ級大作映画だった。
とにかく荒野のドライブインめがけてわざわざ車を使って、最初は老女一人に憑依した天使（とは言ってもデビルマンのデーモンみたいに人間に憑依してスプラッタ映画のクリーチャーそのもの）、次はアイスクリーム屋一人、結局うまくいかず業を煮やして天使軍団が攻めてきたり、もう笑える展開でどうしようもない。
やられてるドライブインの中の人はシリアスだし、ミカエル(デビルマン的な人)とガブリエルの戦いもそれなりにシリアスなんだけど、シチュエーションがアタックに次ぐアタックという古いアメリカンスプラッタムービーそのもので、苦笑しながら最前列で鑑賞していた。
映画的な出来は低級なんだけど、自分が思ったとおりの楽しみ方が出来たという点では○な映画だった。
まあ、日本の実写版「デビルマン」にこの映画並みの予算が与えられても、まともには出来なかっただろうけどね。
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