« 「アデル-ファラオと復活の秘薬-」インプレッション | トップページ | 特撮メモ20100713「微妙徴妙」 »

2010.07.13

「プレデターズ」インプレッション

 続編としてもリメイクとしても良い選択の話になっていると思う。

 でも同時にアーノルド・シュワルツェネガーのスターとしての輝きが如何に凄いかも思い知った。

 作る側も分かっているから今作の主人公にはそういう陽性の輝きはない。

 自分自身がプレデターとしての楽しみを知ってしまったが故に傭兵と化し、同じ気持ちの発露から敵を察知する。

 また、今作のヒロインは「レポゼッション・メン」で人工臓器だらけの女を演じたアリシー・ブラガが、ここでも追われる側として繊細だが強い女を演じきっている。

 さらにプレデターにも色々な解釈が付与されて面白くなっている。

 いきなり落下から始まり、捕獲される世界に有無を言わさず飛び込まされるのも面白い。

 それでも、シュワルツェネガーの体躯にオリジナルではプレデターが見劣りしていた。たまたまそうなのかも知れないが、シュワルツェネガーならやってくれるとそう思いたくなる姿だった。

 もし今作でも当初のオファーの通り老兵役を受けていたら、一瞬で視線を奪ってしまったはずだ。

 どちらが良いというのではなくそっちの方が自分の好みだと言うことなのだが、インパクトに欠けると思った。

 だからもう少し突き抜けて、もっと生々しく腐臭の漂うようなグロテクス世界で苦闘する良かったのではと思う。

 もうちょっと。

« 「アデル-ファラオと復活の秘薬-」インプレッション | トップページ | 特撮メモ20100713「微妙徴妙」 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「プレデターズ」インプレッション:

« 「アデル-ファラオと復活の秘薬-」インプレッション | トップページ | 特撮メモ20100713「微妙徴妙」 »

2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

Twitter


BOOK LUCK!

無料ブログはココログ